断食救人類の書 187 超少食の実践編 20 少食にどのように移行するのか 08 段階的な移行 05 朝食は食べてはいけない理由 03 脳のエネルギーは脂肪からだった
人間の脳は果たしてブドウ糖だけをエネルギーとしてだけ使っているのでしょうか。
脂肪は脳に何ら影響がないのでしょうか。
ある研究では、胎児や出生後の乳児期は脳が
脂肪の中のケトン体を使用していることが分かってきました。
胎児の脳にブドウ糖だけ与えた場合と
ケトン体を加えたブドウ糖を与えた比較実験の結果、
後者の方が、脳の発育がスムーズにゆくということが分かったのです。
哺乳期の脳は、β-ヒドロキシ酪酸(ケトン体)を細胞生育に取り込み、
ブドウ糖ではないようです。
そしてこれもある研究で明白なのですが、少食ファスティングをして、
食事をセーブしますと、何と脳はブドウ糖だけではなく、
脂肪(ケトン体)をエネルギーとして使用するようになることが分かっています。
ですから朝は固形物を食べないファスティングをしていただくと、
脳はエネルギー源として脂肪、つまりβ-ヒドロキシ酪酸(ケトン体)
を利用するようになります。
すると脳の機能は高まるのです。
ですから乳児期でも時々、プチファスティングをさせて、空腹も味わうことをさせますと
優秀な子供になると言われています。
このことはユダヤ人が証明しています。
4000年前のモーセが導いたエジプト脱出時代の40年は、
シナイ半島を300万の老若男女が行進したのです。
その記録は旧約聖書に詳細な記録があります。
そして世代がまったく交代した40年目にカナン(現在のパレスチナ)に進行していきますが、
砂漠で育って、常に断食状態であった子供たちが大人になった時、
世界一強い民族に変身していたのです。
そして国家形成がなされ、ソロモン王は世界一の頭脳といわれる
全能の知恵に満ちた王として今も彼に勝る王はいないといわれるのです。
これはまさにファスティングにより、
β-ヒドロキシ酪酸(ケトン体)を十分に取り込んだためだったのです。
今でもユダヤ人はファスティングを定期的にする律法を守り続けて、
4000年前の砂漠の行進時代を忘れないようにしています。
ですからユダヤ人はどの民族よりも優れているのです。
ノーベル章の1/3を占めていることがそれを証明しています。
日本でも今から78年前まで飢餓状態にあったわけです。
太平洋戦争中、国民は配給で食べ物はなく、飢餓状態でした。
また日本の歴史をみれば明らかですが、何度も飢餓状態の時が何度もありました。
そして日本人は大変、優秀な民族であったのです。
しかし、戦後、対日小麦戦略で食べ過ぎ時代に突入し、
優秀な日本人を飽食に慣らして馬鹿にしようとする
アメリカの戦略に乗せられてしまったのです。