40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

断食救人類の書 184 超少食の実践編  17 少食にどのように移行するのか 05 段階的な移行 02 間食と夜食を止めよう

肥満に悩む方の多くが、なぜそうなったかをカウンセリングでお聞きすると

間食と夜食に原因があります。

とくに夜食のラーメンは最悪です。

そして受験期に母親が子供のためと夜食を食べさせるのは健康上も良くないことです。

また食事以外にも間食などおやつ、コーヒーと一緒にケーキなど食後以外に

このような間食は、消化器官の負担となるばかりか、栄養過多になり、

その結果、様々な病気を発病するもとになります。

特に虫歯や歯周病はこのような間食が大きな原因となります。

そして夜食についてはすでに、「夜食症候群」という病気であることも認識しましょう。

 私たちの身体の中には様々なホルモンが機能していますが、

そのひとつに「レプチン」があります。

レプチンは、脂肪細胞から分泌される生理活性物質(アディポサイトカイン)で、

脳の視床下部に作用して食欲を抑える、エネルギー代謝を促して体重を適正に保つ、

といった働きをしています。

そのため、レプチンは、「満腹ホルモン」や「食欲抑制ホルモン」などとも呼ばれています。

このように、適正な食欲や体重維持に重要な役割を担うレプチンですが、

夜遅い食事や夜食が常態化すると、

その機能が低下し血糖値や中性脂肪が増えることがわかっています。

これを「夜食症候群=NES(Night-Eating Syndrome)」といいます。

夜食症候群になると、高血糖や高血圧、脂質機能異常などが起こりやすく、

メタボリックシンドロームのリスクにもなりますから、注意が必要です。

夜遅い食事はレプチンの機能を低下させます。

その理由として、大きく次の2つが考えられます。

脂肪細胞の肥大化と内臓脂肪の増加により、脂肪細胞の機能異常が起こるのです。

レプチンは脂肪細胞から分泌されています。

そのため、脂肪細胞が機能異常に陥ると、

レプチンの作用も異常をきたしてしまいます。

脂肪細胞の機能異常が起こる理由として、脂肪細胞の肥大化=肥満が挙げられます。

夜遅い食事が続き太りやすくなると、脂肪細胞が肥大化し、

それに比例してレプチンの分泌量が増加します。

しかし、肥満状態では、視床下部でのレプチン受容体の感受性が著しく低下し、

レプチンが作用しにくくなります。

また、肥満によって内臓脂肪が蓄積されると、

身体に悪い影響をもたらす悪玉のアディポサイトカイン(PAI-1、TNF-α、レジスチンなど)

が増加し、善玉アディポサイトカインであるレプチンの作用が妨げられることもわかっています。

睡眠中に消化活動が行われることから、睡眠不足を招く睡眠不足になると、

血液中のレプチン濃度が減少することがわかっています。

夜遅くに食事をすると、睡眠中に消化活動が行われますから、

睡眠を妨げて睡眠不足を招きます。

その結果、レプチンの血中濃度が減少し、夜食症候群を引き起こすと考えられています。