ファスティング（断食） 初級編 ３０ どのような断食を選ぶべきか 10 種類05 野菜ジュース断食
断食の種類は多様で、数えてみたら１００種類はあるでしょう。
その中でも野菜、果物などのジュース断食をされる方が多いようです。
２０年前からアメリカでもファスティングブームになりましたが、私の良く知っているアメリカの牧師も４０日断食を数回しておられましたが、スーパーで買われた市販の野菜ジュースを飲んでおられたため、リバウンドも重なり、体重はかなりオーバーしておられたので驚きました。
４０日間も断食すれば、普通はかなり体重が減るはずですが、どうやら原因は、市販のジュースに糖分が多かったためでした。
市販のジュースはただちに止められるようにお知らせしましたが、長年の癖は治らず、修正には時間がかかりました。
要するに食習慣が変えられないのと同 じです。
また、市販のジュースではなく、生の野菜、果物のスムージで断食される場合ですが、まず、水を中心に投入しないと断食の意味がありませんので要注意です。
また、繊維質が多いので飲みすぎないようにしてください。
かつてドイツの修道院では、断食期間中にビールを飲むことが許されていたようですが、今はこのようなことはないようで、野菜ジュースですが、飲み過ぎにならないようにハーブティーと上手く調整をしているようです。日
本では、野菜ジュース、なかでもニンジンとリンゴを絞るジュースを断食に使用する施設もあります。
ジュースで断食の手引き書を読みますといつの間にか、酵素ジュースを買うように仕掛けられていますので要注意です。
野菜、果物を上手く組み合わせていただ きたいのですが、年中、手に入るものでは、ニンジンとリンゴです。
このジュースを断食施設で提供しておられる石原医師は、ニンジンとリンゴの効果について、「にんじんにはβカロチンがずば抜けて多く含まれており、そのβカロチンには活性酸素による発ガンを抑える効果があると言われています。
またリンゴには、一日一個のリンゴが医者を遠ざけるという言葉がある通り、体内の老廃物を 排除して、血液を清浄し病気に対する抵抗力をつける効果があるといわれています。
この二つの組み合わせは、にんじん特有の匂いや味をリンゴがうまく中和して最高の飲料となります。」とあり、石原医師は、酵素ジュースは使用されておられません。
私たちの「藤樹の宿」では、朝、野菜、果物のスムージーと植物性発酵ヨーグルトを提供しています。朝はそれだけで十分です。
