自分でする手造り・DIYファスティング時代到来 13 DIYファスティングのリスクマネジメント 1 好転反応
自分でファスティングをする場合、
次のことを十分、注意してリスク回避をしましょう。
1・好転反応
必ず、好転反応が出ます。
これはファスティングをすると細胞や体の組織に蓄積されていた毒素(体毒)が、
血液中に排出されることで起こるものです。
本断食(水だけ)だと1日目というより、予備断食で起こります。
しかし、藤樹の宿方式の超少食ファスティングでは、
日常で少食や粗食を実践しておられる方は何も起こらないのですが、
食べ過ぎの蓄積が多い方ほど好転反応の度合いはきつくなります。
ではどのような症状が出るのかといいますと、
めまい、吐き気、発疹、立ちくらみ、倦怠感などが
単発か複合症状で出る方があります。
その場合、とにかく寝て、安静にするしかありません。
排毒で一時的にアシドーシス(酸性体質)になりますので、
かなり辛い経験をする場合もありますが、
藤樹の宿ではめったにありません。
これまで2年半では1/500の割合です。
このような好転反応は少なくとも2、3日目でおさまります。
多くのファスティング施設で取り入れていますが、
藤樹の宿では絶対に禁止をしています。
その理由は大失敗をした私自身の苦い体験があるからです。
私は酵素ジュース断食で40日間断食を1997年から
毎年、1999年まで3回しましたが、完璧な失敗でした。
リバウンドが猛烈でしたので理由が分からなかったのですが、
2000年に分かったのは、酵素ジュースの製造方法に大きな問題があったのです。
それは白砂糖で酵素液なるものを抽出するからです。
この白砂糖の量が問題です。
まず、酵素が一応、たくさん入っているといわれる果物、野菜の材料を細かく切り、
そこに白砂糖を材料の1,2倍を入れて抽出します。
問題はこの抽出に使用される白砂糖です。
白砂糖が体に及ぼす害はすさまじいものです。
私は酵素ジュースで40日断食を3回したあと、
猛烈なリバウンドを体験します。
何と体重が94kgまでいってしまいました。
断食施設の運営者としてはそれは致命的なことで元の体重に戻そうと、
2回目の40日、3回目と繰り返しても
確かに体重は20kgぐらい減るのですが、
すぐさま戻るという悪循環に陥ってしまったのです。
このままでは過食症になるのではないかと深刻に悩むことになっていきます。
このリバウンドする原因は、
異常な白砂糖の入ったお菓子、食べ物と炭水化物への依存症が
強烈に起こってきたのです。
スーパーに買い物に行くと必ず、
大好物のおはぎなど和菓子、そしてケーキを買い物かごにいれていました。
そして食事も異常な炭水化物依存になっていきました。