ファスティング(断食)初級編 18 「断食は活性酸素を減らす」
活性酸素に関しては今から50年以上前に米国の生化学者フリードビッヒ博士によって解明され、その後世界各国で研究が行われてきました。
その結果、人が罹るあらゆる病気に活性酸素が関与していることが明白になりました。
今や病気の90%は活性酸素が原因だということが判明しました。
残りの10%は風邪やエイズ、また最近増えてきている結核などの菌が体内に入っておこる病気、すなわち感染症です。
人は呼吸することによって空気中から酸素を取り入れています。
そして細胞はその酸素を使って栄養分を分解し、生きていくためのエネルギーを作り出しているのです。
ところが、この過程で吸った酸素の2~3%が体内で電子の欠けた悪い酸素になります。
これが「活性酸素(フリーラジカル)」といわれている酸素なのです。
活性酸素のイメージとしてはなにか生き生きとした元気のよい酸素と思われるでしょう。
ところが大変攻撃的な性格の激しい酸素です。
そして正常な酸素から電子を奪い取るのです。
するとこの奪い取られた酸素もまた活性酸素になってしまい、他の正常な酸素を攻撃し電子を奪い取りにいきます。
こうして連鎖反応をおこして活性酸素が一気に増えます。
私たちの体は約60兆個の細胞で出来ています。
髪の毛も皮膚も血管もそしてあらゆる臓器が、1個ずつの細胞から成り立っているのです。
ですから健康であるということは、この細胞がどれも元気であるということなのです。
活性酸素はこの細胞に総攻撃をし、細胞を酸化させてしまうのです。
そして細胞が酸化させられると、老化や癌、動脈硬化などの生活習慣病が引き起こされます。
あらゆる臓器が細胞の集合によって構成されていますので、もしも仮に皮膚の細胞が酸化されたとすると皮膚の病気になるということです。
同じことが目、胃、腎臓、脳等に起これば、それぞれの臓器が病気になります。
酸化されるということを食物にたとえますとりんごを半分に切ってしばらく放っておくと、切り口が赤茶色に変色します。
または、鉄クギは半年、1年するとしだいに赤く錆びついてきます。
こういう状態が我々の体内で起こっているということです。
しかし、この活性酸を減らす方法が、ファスティングにあります。
なぜならファスティングでフリーラジカルを13%近くも減らせるという研究があるからです。
免疫力はアップするし、病気の元凶である活性酸を減らしてくれるファスティングをしなければやられっ放しです。
ゆえにこのブログを読む人は、迷わず、ファスティングをしましょう。
元気なうちに自分への投資をしましょう。
「藤樹の宿」ファスティングの効果を体感してください。