40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

ファスティング(断食)で救国を    05 食は生命線・超少食への道  

6000年前のエジプト文明の象徴、ピラミッドには「人間は食べる量の4分の1で生きていて、あとの4分の3は医者が食っている」とあり、まさに今の日本にぴったりの言葉ではありませんか。6000年前から、エジプトでも食べ過ぎの害を指摘していたのです。

 

 

 

日本では、福岡藩儒学者貝原益軒(1630-1714)が残した「養生訓」で、「養生の極意は、からだによくないものを遠ざけること、節度ある飲食が基本で、食事は物足らないくらいが良い。ごはんをしっかり食べ、肉は控えよ。大食い、大酒飲みは必ず短命に終わる」と書いています。益軒は、まさに「養生訓」に書いているような食生活をし、84歳まで長生きしました。

 

 

また、ただ長生きしたばかりではなく、70歳から死ぬまで著述活動をして、70巻の書を残しましたが、中でも「養生訓」は、現代語訳が出版されて、よく読まれています。益軒の教えは、今の日本人が真剣に読んで、欧米食から本来の日本食に切り替えなければならない重要なことを語っているのです。

 

 

 

また、貝原益軒から100年後に生きた水野南北(1760-1834)は、「食は命なり、食は運命なり。少食の人は複相になり、長生きするし、晩年は恵まれる。少食の人は難病、苦痛がなく、長患いもない。粗食の人は、財をなし、長寿で晩年は楽になる。過食の人は、心労絶えず、晩年は惨めとなる。美食の人は財産を使い果たし、成功も出世もしない」と言う言葉を残しています。

 

 

南北は当時、日本一の観相家といわれ「節食開運説」を唱えた人であり、こうした言葉を残しているわけです。益軒や南北は、「食は命」つまり食を制して、少食に徹することが、病気もせず、長寿を全うできることを説きました。今、南北が生きていて、現代の日本人を見たらどう思うでしょうか。おそらく卒倒してしまうでしょう。

 

 

 

マクドナルドのおかげでビックマック世代の3割は肥満体で、すでに親より早く死ぬ逆さ減少が始まっている現実を南北は大いに嘆くことでしょう。6000年前のピラミッドに書かれた警告は、日本中に書きまくらなければならない警告の言葉です。

 

 

 

有名な解体新書を現した杉田玄白(1733-1817)は、若狭・小浜藩藩医でした。江戸で医学塾を開き、次のような言葉を残しています。「飲と食は度を越してはならない。食の本物でないもの(自然でないもの)は卑しく食べてはならない」とはまさしく現代日本人には耳の痛い話です。

 

 

なぜなら肉食中心の欧米食は、日本人が培ってきた米中心の食を完璧に否定しているからです。南北の語った「食は生命なり」を今こそ、心とからだにインカーネーション(incarnation)すべき時なのです。

 

 

でなければ日本はアメリカの食民地として、マインドコントロールされて、捨てられてしまいます。ファスティングして、この国を救え、それを声を大にして提言している理由は、今回、紹介した江戸時代に生きたこの3人の名言なのです。