40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

断食指導30年のあゆみ 05 断食祈祷院を建設する 01  山林にプレハブ(工事現場用)を建設する

隔月誌「リバイバル」誌に必ず、

断食祈祷院を建設することを宣言する文章を連載していましたので、

韓国や台湾の断食祈祷院に何度も見学に行きました。

特に台湾の山地の断食祈祷院は数回は訪ねています。

そして40日断食を3回、様々な断食を試して名古屋市中川区で準備をしていました。

その期間は1年半に及びますが、ある日、

リバイバル」誌の読者である市川(仮称)さんから、

 

足助町(現在は豊田市)に購入した自分の土地を祈祷院建設のビジョンがある

安田さんたち夫婦に無償で提供したいと示されましたので、

まずは下見に来ていただけませんか」

 

という電話連絡が入りました。

名古屋市中川区単立教会「アガペ・リバイバル・チャーチ」が

スタートしていましたが、そのスタッフで献身者のM君と

二人で早速、足助に見に行きました。

その土地はかなり人里離れた山の中でしたが、その敷地には、

すでに市川(仮称)さんの家(平屋)が建っており、近くには

「憩いの家」という厚生年金の宿泊施設もあり、環境はいいと判断して、

石川さんの申し出をお受けすることにしました。

そして不動産の譲渡を受けて、いよいよ工事をしようと業者を当たりましたが、

1995年の阪神淡路大震災の影響で阪神地方に工事と機材、資材が集中していて、

プレハブの業者がなかなかみつからず、かなり探すのに苦労しましたが、

ようやく名古屋の中堅プレハブ業者が見つかりました。

そして山林のためにプレハブ(工事用)でしか建設は認められないこともあり、

まず1棟を建てることにしました。

そして山を崩してくれる土木建設業者をみつけるのがこれまた一苦労でしたが、

最も近いところに重機を持つ解体業者の方をみつけ、その方に整地をしていただき、

何とか1棟の建設することができました。

そして断食祈祷院の名前を「泉の森」(注・01)と命名しました。

そして1995年10月10日、百年草でオープニング聖会を開催しました。

この聖会は会費を取りませんでした。

賛美司会、演奏をK夫妻、講師はアメリカからこのためだけに

ヘンリー・グルーバー夫妻が来日されて、奉仕をしていただきました。

この日から1週間、賛美の奉仕をしていただき、

百年草にも宿泊していただきましたが、

こうした費用は少なくとも100万はかかったのですが、

聖会参加者の自主的な自由献金で全額、まかなうことができました。

そのことから泉の森は以後、10年間、宿泊費は自由献金としたのです。

この判断はさすがに勇気がいりましたが、

韓国の断食祈禱院の大半が、自由献金でしたので、このことも参考にして、

宿泊費は自由献金でスタートしました。

こうした判断の基準は、断食に来られる方の大半が、聖霊派のクリスチャンであり、

自由献金の意味を知っておられる方が多いだろうという思いもありました。

しかし、その後の10年間はどうなったのかですが、残念ながら大赤字でした。

日本ではいくらクリスチャンでも自由献金はなじまなかったのです。

10年後から来会者の大半が、ノンクリスチャンとなって

自由献金の意味も分からないので、宿泊費用は

10年間の自由献金の平均額を割り出して

1人、1泊あたりの宿泊費用を算出し、1泊1人当たり、3500円でしたから、

この金額で設定しました。

 

「泉の森」(注・01)

5年後、洗礼を受けた名古屋の信徒たちのかなり酷い中傷をされ、

それに巻き込まれたスタッフ全員が退職したため、2002年から

「カナ共同体・祈りの家マナ」と変更した。