40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

正しい食養生とは何か 53 穀物菜食 15 玄米効用 13 マグネシウム 04  

マグネシウムの効果について考えましょう。

 

1・丈夫な骨をつくる効果

マグネシウムは、カルシウムやリンとともに

骨や歯の発育や強化に重要な役割を担うミネラルです。

骨をつくる主な成分はリン酸カルシウムです。

マグネシウムも骨の中に存在し、弾力性を与え、

しなやかな骨の維持に役立っています。

また、マグネシウムは体内でカルシウムと深く関わって働きます。

マグネシウムは、骨や歯にカルシウムが行き届くように調節しているのです。

このため、カルシウムの摂取量が増えるとマグネシウムの必要量も増えます。

体内のマグネシウムとカルシウムのバランスを保つと、

丈夫な骨や歯をつくることができます。

 

2・高血圧を予防する効果

マグネシウムは、動脈を弛緩させて血圧を下げる働きがあり、

高血圧を予防します。反対に、カルシウムやナトリウムは

動脈を収縮させて血圧を上げる働きがあり、

これらの量が過剰になると高血圧につながります。

マグネシウムは細胞内のカルシウムやナトリウムの量を調節し、

正常な血圧の維持や血液の循環を保つ効果があります。

 

3・心疾患を予防する効果

マグネシウムは血液中のカルシウムの量を調節し、

筋肉の収縮をスムーズにする効果があります。

筋肉の収縮は、筋肉細胞の中にカルシウムが流れ込んで刺激を与え、

緊張が高まることによって起こります。

マグネシウムはこのカルシウムの動きを必要に応じて抑え、

調節する働きを持ちます。

このため、マグネシウム不足によって必要以上に細胞内のカルシウムが増加すると、

筋肉の収縮がうまくいかず痙攣や振るえなどが起こり、

心臓が規則正しく拍動できないといった症状が起こります。

筋肉の痙攣が血管壁で起こると、狭心症心筋梗塞の危険性も高まります。

マグネシウムに対してカルシウムの摂取が高まるほど、

心臓発作による死亡率が高いことがわかっています。

 

4・生活習慣病の予防・改善効果

Ⅱ型糖尿病患者にマグネシウムを摂取させたところ、

空腹時血糖値の低下と血中HDLコレステロールが増加したことから、

マグネシウムに糖尿病予防効果が期待されています。

 

5・精神を安定させる効果

マグネシウムは、神経の興奮を抑え、神経伝達を正常に保つ働きがあります。

このため、マグネシウムを摂取することで精神的なイライラする気持ちをやわらげ、

安定した精神状態を保つ効果があります。

また、神経伝達を正常にすることで、体温を調節するメカニズムにも関わっています。

 

6・マグネシウムを含む食品

○野菜類

○大豆製品:大豆、豆腐、納豆など

○穀類:玄米など精製していない穀類

○種実類:アーモンド、落花生、ごま、そばなど

○魚介類:キンメダイ、干しエビ、ヒジキ、ワカメなど

 

7・体の効果こんな方におすすめ

○骨や歯を強くしたい方

○血圧が高い方

○心疾患を予防したい方

生活習慣病を予防したい方

○イライラしやすい方