40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

ハーブ療法 17 風邪 09 ヤナギ樹皮を使用する 03 西洋ヤナギ効果

5・炎症を抑制する効果

体内に細菌が侵入したり毒素が産生されると、局所に炎症反応が起こり、

全身へ毒素が拡散することを防ぎます。

炎症は本来、生体の合目的的な防御反応ですが、

過剰な炎症反応は生体の自己組織の損傷を引き起こす危険性があります。

また過剰な炎症反応は、痛みも引き起こします。

炎症には、主に熱感、発赤、疼痛、腫脹の症状が見られます。

これらの症状は炎症の四徴といわれ、患部でプロスタグランジンなどを産生し、

患部の血流を増加させ治癒を促進させようとする反応です。

西洋ヤナギに含まれるサリシンは、体内に入るとサリチル酸に姿を変えます。

このサリチル酸が炎症を抑える効果を発揮します。

サリチル酸は、体の各部位の炎症を引き起こす

プロスタグランジンの働きを抑えて、炎症を鎮める働きがあります。

 

6・解熱効果

発熱は、体が身を守るための生体防御機能のひとつです。

ウイルスなどの有害物質が体内に侵入してきた際に、

視床下部の体温調節中枢は身体各部に体温を上げるように指令を出します。

この命令にもとづいて、皮膚の血管が収縮し汗腺を閉じるなど、

熱放散を抑える活動が開始されます。

また、筋肉をふるえさせて熱産生を促します。

これらの活動により、体温は上昇します。

西洋ヤナギに含まれるサリシンは体内に入るとサリチル酸に姿を変えます。

サリチル酸には発熱に関わる物質プロスタグランジンE2の産生を抑え、

平熱まで体温を低下させる働きがあります。

 

7・関節痛の症状を緩和する効果

変形性膝関節症とは、関節の軟骨がすり減ったために関節に痛みを生じ、

関節の変形をきたす病気です。

西洋ヤナギには鎮痛、炎症を抑える効果があることから、

変形性関節症による痛みや炎症も抑える効果があるといわれています。

また、西洋ヤナギを用いた実験により、変形性関節症を

改善する効果があるという報告もあります。

同様に関節リウマチでも実験が行われており、

改善する可能性があると期待されています。

 

8・腰痛を改善する効果

脊柱管狭窄症は腰椎内部の神経の通路である脊柱管が狭くなり、

神経組織が圧迫されることにより発症する病気です。

医学的には様々な異なる病態を含む疾患群ですが、

一般的に日本では脊椎の変性や変性すべり症によって起こる

変性脊柱管狭窄症のことを指します。

最も多い原因は加齢であるといわれています。

また、腰痛の患者に西洋ヤナギの抽出物を摂取させたところ、

腰痛が改善したという実験結果が出ています。

 

9・西洋ヤナギはこんな方におすすめ

○炎症や痛みを抑えたい方

○熱を下げたい方

○関節痛でお悩みの方

○腰痛でお悩みの方