少食を実践する効果 14 宿便が原因の病気 04 関節リュウマチ 02 現代医学の治療法とは
4・治療とケアをEBMでチェック
A・[治療とケア]非ステロイド抗炎症薬を用いる
[評価]☆☆☆☆
[評価のポイント] 関節リウマチが疑われる場合は
関節の痛みや炎症を抑えるために非ステロイド抗炎症薬を用います。
その効果は信頼性の高い臨床研究により認められていますが、
病気の進行を抑える効果はありません。
B・[治療とケア]抗リウマチ薬を用いる
[評価]☆☆☆☆☆
[評価のポイント] 関節リウマチと診断されたら、
3カ月以内のなるべく早期に抗リウマチ薬を開始することが推奨されています。
抗リウマチ薬は、大きく非生物学的抗リウマチ薬と生物学的抗リウマチ薬に分けられ、
第一選択薬として非生物学的抗リウマチ薬が用いられることが多くなっています。
非生物学的抗リウマチ薬は数種類ありますが、
これらの薬剤を単独あるいはいくつか組み合わせることにより
病気そのものの進展が抑えられます。
代表的な非生物学的抗リウマチ薬はメトトレキサートであり、
症状を抑え、同時に病気そのものの進展も抑制することがわかっています。
生物学的抗リウマチ薬は、ほかの薬で治療しても効果が弱い場合や、
病気の進行が激しいときに使用されます。
C・[治療とケア]副腎皮質ステロイド薬を用いる
[評価]☆☆☆☆
[評価のポイント] 炎症が非常に強い場合は、
非ステロイド抗炎症薬、抗リウマチ薬に加えて副腎皮質ステロイド薬を用います。
プレドニン1日10ミリグラムまでの少量の副腎皮質ステロイド薬が、
症状を軽減し病気の進行を抑えることを示す、
非常に信頼性の高い臨床研究が複数あります。
しかし、2年以上長期間にわたって副腎皮質ステロイド薬を使用することによって、
骨粗しょう症、糖尿病、高血糖、高血圧、クッシング症候群、緑内障などの
副作用を認めることがあるので、注意が必要です。
D・[治療とケア]手術によって人工関節を装着する
[評価]☆☆
[評価のポイント] 一般的に、外科的な治療法は薬物治療を中心とした
保存的治療が無効であり、激しい痛みや著しい関節の損傷がある場合に
選択されています。
E・[治療とケア]リハビリテーションを行う
[評価]☆☆☆☆☆
[評価のポイント] リハビリテーションによって筋力をはじめ、
自立した日常生活を営むための身体の機能が維持されることを示す
非常に信頼性の高い臨床研究があります。
★この治療法と次回の甲田医師の取り扱われた断食療法と回復ケースを読めば、
断食療法がどれほど凄いことか良く理解できます。