40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

5年間のファスティング体験 03  ビールファスティングをするに至った理由  その3   

アルコールの度数がアップして問題が起こり始めます。

パウラの聖フランシスコ修道会は非常に厳しい戒律で有名な修道会だそうです。

毎年四旬節の断食開始の日に聖フランシスコのお祝いに何かをしようとなり、

知恵をしぼったあげく、

あの厳格な修道士たちが実に濃度の高い高技術のビールを編み出したというのです。

ミュンヘンの宮廷醸造所よりも強いビールだったようで、

その名は「ドッペルボック」といわれます。

宮廷醸造所の名が「アインボックビール」で

その2倍の強いものであったことから命名されたようです。

そして何とこの修道会は、このビールに聖フランシスコの名をつけ

聖フランシスコのオイル(油)」または

「修道会創立者聖フランシスコの油」という商標名をつけたのです。

当時のワーマール公国の高官であった文学者ゲーテ(注・01)は、

「最初がぞっとしたが、1週間も飲み続けていると手放させなくなる」

と書いています。

つまりアルコール度数の高いビールを飲んでいたゲーテもしかり、

修道士でさえ乱れて、宗教改革の引き金となってしまいます。

私はアルコール度数はゼロの方がいいと思っていましたので、

ノンアルコールで探してみました。

するとノンアルコールビールでドイツ製は

何種類か市販で購入できることが分かりましたのでアマゾンで購入し、

飲んでみましたが、味が薄く、

ファスティングには向いていないということが分かりました。

そこでオリジナルビールを造れないものなのかを探し始めました。

まずビール醸造には国の免許が必要ですから、

ネットで検索してようやく沖縄のオリオンビールがオリジナルの

ノンアルコールビールへの対応ができると分かり、

見本を取り寄せますと驚いたことに添加物の多いこと、

他の日本を代表するキリン、アサヒ、サントリー、サッポロの

ノンアルコールビールと同じ添加物の数でした。

これでは藤樹の宿の名をつける限り、妥協はできませんので、

その後、オリオンビールの件は諦め、自家ビールのことなども模索したのですが、

資金など大きなことになりそうで、これまた決まりません。

そのような時に滋賀銀行のマッチングネットビジネスで

何と大津市堅田に近江麦酒という会社が、

ユニークなビールを製造しているとお聞きし、社長とお会いしましたら、

これからノンアルコールに力を入れていくということで、

委託製造ができるのか検討していただけるようになりました。

始めはハーブを入れたビールという案でしたが、次第に麹入りのビールとなり、

ようやく昨年、9月からスタートできるようになったのです。

 

 

(注・01)ゲーテの愛した黒ビール

ケストリッツァー・シュヴァルツビア(ドイツの黒ビール)は、

ゲーテが愛したことでも知られています。

ゲーテがワイン好きだったことは有名ですが、

このビールには格別な愛着を持っていました。

それは、友人の書簡から引用した次の一文が証明しています。

ゲーテは、スープも肉も野菜も食べない。

彼はビールとゼンメル(ドイツの丸いパン)で生きている。

朝から大きなグラスでビールを飲んでいる。

召使にケストリッツァーの黒ビールか、

茶褐色のビールを注文するだけなのだ」。

晩年のゲーテは、「もっと光を」という言葉を最後に息絶えるまで、

ビールとわずかなパンのみを食していました。

 

ゲーテについて】

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテJohann Wolfgang von Goethe[注釈 1]、1749年8月28日 - 1832年3月22日[1])は、ドイツの詩人、劇作家、小説家、自然科学者(色彩論、形態学、生物学、地質学、自然哲学、汎神論)、政治家、法律家。ドイツを代表する文豪であり、小説『若きウェルテルの悩み』『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』、叙事詩『ヘルマンとドロテーア』、詩劇『ファウスト』など広い分野で重要な作品を残した。

 

 

 

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