40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

玄米菜食 35 脳の毒を出す玄米食を核にした食事術 11 肉をなぜ日本は食べ続けるのか  

肉に関しては私たち藤樹の宿では、玄米菜食なので採用していません。

理由は濃厚飼料ならびに肥育ホルモンの大量使用にあります。

そして病気の集団発生を防ぐために大量の抗生物質を使用しているからです。

牛肉で一番安全なのは、グラスフェッドビーフ(牧草飼育牛)は、

牧草を食べて育った牛の肉のことです。

ベジタリアンやマクロビの考え方では、肉は食べないのが良い、とされていますが、

この考え方は最近の多くの研究で否定されてきています。

しかし、この研究も大きな問題があります。

肉支持派は、栄養学的に肉は必須アミノ酸がバランス良く含まれており、

ビタミンB群も摂取できることから、基本的にとても体に良いといいます。

しかし、肉牛の飼育方法によって、その肉の人体への影響は変わってきます。

日本で販売されている牛肉のほとんどはグレインフェッド・ビーフ穀物飼育牛)。

つまり、米やトウモロコシなどの穀物を食べて育った牛の肉です。

穀物は毒性を伴うカビが生えやすく、

その結果として肉の脂身部分などにカビ毒(マイコトキシン)が蓄積されたり、

さらには穀物を栽培するのに使われた農薬などの有害物質が

蓄積されたりしてしまいます。

牛の飼料に使用される穀物は、一般的に人間が口にする穀物と比べて

品質管理が数段落ちます。

それを食べて育った牛の肉を食べるということは、

このような低質な穀物を私たちが間接的に食べていることになるともいえるのです。

また、グラスフェッド・ビーフには、

グレインフェッド・ビーフと比べてオメガ3という良質な脂分や、

脂肪燃焼を助ける共役リノール酸(CLA)、

さらにビタミンA・ビタミンE、抗酸化物質が豊富に含まれているという研究結果が

報告されています。

つまり、同じ牛肉でも一般的にグラスフェッド・ビーフ(牧草飼育牛)の方が

有害物質の心配が少なく、より栄養価が高いのです。

牛肉だけではなく、豚肉も同様です。

またブロイラー鶏肉ですが、日本の養鶏場の意識の低さ、

環境の劣悪さは以前から指摘されています。

日本では、毎年7億羽の肉用鶏(ブロイラー)を飼育し、

さらに海外からその半分の量の鶏肉を輸入しています。

その量は50年間で10倍に増え、日本人一人あたりで換算すると、

1年間でおおよそ8羽、採卵鶏の肉も含めると

9羽を殺して食べているということになります。

世界の陸生動物の犠牲のほとんどが鶏だといわれています。

だからこそ、肉用鶏のアニマルウェルフェアを真剣に考えることが必要と言われています。

欧米だけでなくタイなどの養鶏企業もベターチキンの考えを取り入れ始めています。

このようにアニマルウェルフェアに配慮した飼育に切り替えていく方法や

大豆ミートなどの植物性のお肉に切り替えていく方法もあります。

ケンタッキーが植物性のフライドチキンを発売しました。

このフライドチキンは、大豆などを原料とする植物性タンパク質で作られています。

原料の製造は、植物由来の代替肉の新興企業ビヨンド・ミート社です。

ビヨンド・ミートは動物の肉ではなく、

植物性たんぱく質をベースとして加工した代替肉のバーガーやひき肉、

ソーセージなどの代替肉を手がける植物由来の代替肉の新興企業です。

全米展開するファストフード店

がビヨンド・ミートの植物由来チキンを試験販売するのは初めてです。