ホーリースピリチュアル・ファスティング 60 ファスティングの極みにいく 09 「修道院の断食」に出会ったからこそ藤樹の宿は産まれた
パートナーが異端化したばかりか、境界性人格障害者であることが分かり、
パートナーとも離別し、自分自身もちょうど65歳になったので、
年金生活をしていく生活にしようという人生設計をしました。
そして場所は大分の湯布院でログハウスを借りて住む計画でした。
ちょうどその時、出会ったのが「修道院の断食」でした。
この本を何度も読んで、もう一度、ファスティングの施設をすることを決意しました。
そしてびわ湖周辺で古民家を探して、
少数の人員を受け入れる施設をスタートさせようとしていたところ、
私の働きを知って、手伝ってくれるパートナーが出現しました。
そして常日頃から考えていた
「超少食ファスティング」を高島市で開始する準備をし、2017年に移住しました。
元呉服屋さんの古民家を買い取り、
改装(汲み取り式のトイレであったためトイレ、お風呂の改装を急務でした)、
その間、営業開始はできませんので、
「超少食ファスティング」の実証実験を開始しました。
その間も「修道院の断食」を何度も読み返し、本の一字一句を刻印してきました。
この本を日本語訳で出版してくださった創元社に感謝せざるをえません。
何とカトリックに対して、また、
修道院に対して独断と偏見を持ち続けていたことか恥ずかしい思いです。
今、礼拝に通っている教会の牧師は
今もなおカトリックを悪魔のように説教されるので、本当に心が痛みます。
この本の中で著者はファスティングを終えての感想でこのように書かれています。
・・・断食してこの世を厭い、よいことを楽しめない人間になったら
それは恐ろしいことです。
問題はただ一つ、私はどれだけ自由なのか。食べたり、手に入れたりしたものは、
本当はどのくらいのものなのか。
断食は私に本当によいもの、本物とはどれくらいいいものかを教えてくれます。
私は断食のあとは、いつもより少ししか食べません。
断食によって私の体は
いつものとっていたほどの栄養はいらないことが分かったからです。
そのかわりに私は現在、より楽しみながら食べることができるようになっています。
そして食事の本当の楽しみは、
できるだけ満腹になることではないことが分かります。
もう一つ私が心に固く決めたことがある。
私は今後、年に2回は1週間の断食をしようと思う。
毎年、クリスマスと復活祭の前に断食するつもりだ。
こういう決まりを定めることで、私は、今後の人生を何度も
・体の毒抜き
・心の浄化
・精神の深まり
を体験することができるからだ。
そして
・体と心を癒し
・本当の自分に戻るための手がかりを掴むことができるのだ。・・・
この著者のような思いが私の思いと重なり、
ファスティングの奥義を毎日、毎日、かみしめています。
そしてこのようなファスティングを求めない不真面目な方は
藤樹の宿にはそぐわないと思っています。