健康リスクマネジメント 220 食べない投資 20 何を避けるか20 食品添加物王国 02
また、食品添加物を食べたからといって、体に急激な変化が起きるわけではありません。
食品添加物は何十年も摂り続けていると、体が解毒することができずに、
わずかずつ蓄積されていき、確実に体をむしばんでいくのです。
子供のころからコンビニの弁当ばかり食べている。
一人暮らしをしてからは全て外食で済ませているという人は特に危険です。
「今まで何も起きなかったから大丈夫!」なのではありませんっ!!
歳をとって解毒能力が弱くなったときが最も危険なのです!
もちろん、添加物=全てが悪いもの。というわけではありません。
むしろ、本当に体にに無害な安全な添加物もあります。
例えば最近どこでも売っているカット野菜。
家で野菜をカットした場合、数時間で変色しますし次の日には食べれません!
でも、市販されているものは変色せずに翌日でも食べることができます。
もちろんこれも添加物によって長期保存が出来ているのですが、
ちょっと違うんです。
では、カット野菜が商品になるまでの行程を見てみましょう。
01.野菜を水と殺菌剤でよく洗う。
⇒主に使われる殺菌剤は、家庭用漂白剤でもよく使用されている
次亜塩酸ナトリウムでです。ちなみに袋を開けた時に、
少し塩素っぽいニオイがするのはこの次亜塩酸ナトリウムのせいですね。
02.野菜をカットする。
03.カットした野菜の変色防止と鮮度維持の為、出荷時にはpH調整剤
⇒このpH調整剤によって、翌日でも食べることができます。
また、このpH調整剤は食べても安全な添加物です。
国も認可しているものなので健康を害することはありません。
04.袋詰めして出荷。
カット野菜に使用されている次亜塩酸ナトリウムとpH調整剤は人体には
影響がない添加物です。
むしろカット野菜は、不衛生な家のキッチンでサラダをつくるよりも
遥かに安全とも言えるのです!
このように添加物は全てが危険なわけではありません。
危険な添加物が使用された食品を購入しなければよいのです!
いかがだったでしょうか。
残念ながら日本は世界一の食品添加物大国でした。
日本の食品は添加物によって鮮度や安全が守られていたのです。
ただし、商品によって添加物の使われ方が全く違うので、
商品ごとにしっかりと選ぶことが重要です。
また、他国では発ガン性があるため禁止となった添加物も、
日本では認可されているものがたくさんあります。
しかも、その中には使用制限値がない添加物もあるのです。
今の日本では、添加物が使用されていない食品のほうが圧倒的に少ないです。
むしろ無添加などほとんど無い。といっても過言ではないのかもしれません。
食品添加物は全てが危険なものでは無いのですが、
少しでも添加物の摂取を少なくすることが最も大事なのです。
やはり、自炊をすることが最も安心な食事と言えるでしょう。
毎日のように外食している人は、
この機会に少しでも自炊の回数を増やして安心な食事を取るように心掛けましょう!!