40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

健康リスクマネジメント 103 病気の方程式 94 身近な感染症 14 内なる脅威ウイルス 12 「新型コロナウイルス」とどう「付き合って」いくべきか 04 

宮沢 でしょうねえ。

私も帰宅したら手を洗ってアルコール消毒して即、お風呂に入ります。

自粛のせいでというのは、自粛の寄与率がどれだけあるのかは

私にもちょっと分かりませんね。

 藤井 なるほど、自粛自粛、って言ってる割に、感染抑え込みの効果は、

さしてないかもしれない、ということですね。

実際、政府の専門家会議でも、

「大規模イベントの自粛要請……が……(どれだけの)効果を上げたかについては

定かではありません」とはっきり言ってますしね。

宮沢 実際、普通に考えて、例えば静かに音楽を聴くとか、

みんなが集まって映画を見るとか、

それでも感染リスクが高いとはちょっと考えにくいですよね。

 藤井 あの、集団感染が起きる三条件

(⑴換気の悪い密閉空間、⑵人が密集、⑶近距離での会話や発声)が

一つでも欠損すると相当リスクは下がるでしょうねえ。

 宮沢 でしょうねえ。

 藤井 特に、飛沫が飛ばなければほぼリスクは〇ですよね。

もちろん、接触感染にも気をつけてさえいれば、ということですが。

 宮沢 そうですね、要は飛沫を予防するということと、

入場する時に手をしっかり洗うことと、

企画者がその辺の「てすり」とかをきちんと消毒すれば、

ほぼほぼ問題はなかろうと。

 藤井 原理的に感染するルートはあり得ない。

 宮沢 そうですよね。私たちは感染症をやっていてこうすれば

感染しないって分かっているから、

これでいいよねっていうのはあるんですけれども……。

 藤井 にもかかわらず、欧米はものすごく社会活動を禁止し始めています。

欧米各国は、まず、1000人規模のイベントや500人規模、

100人規模のイベントの開催を禁止し始めましたが、

その後どんどんエスカレートして、イタリアやイギリス、スペイン、フランスでは、

程度の差こそあれ、基本的に外出禁止になりました。

アメリカの半分くらいの州で外出禁止になっています。

日本でも、小池東京都知事が、東京五輪の延期が決まったらすぐに

「首都封鎖」なんていうことを口にし始めました。

こういう対応はどう思われますか?

 宮沢 私には、完全に狼狽しているとしか思えないですよねえ……。

でもそれに対して、というか、そういうことが起きたときに、例えばアメリカだったら、

アメリカの研究者がなぜ異議を唱えないのかというのが不思議に思います。

外出禁止にする前に、各自の行動規範、手洗い励行、マスク、大声を出さないなどでも、

かなり感染は予防できるはずです。

 藤井 アメリカの感染症センターの方々が、

かなり早い時期にパンデミックを警告したところ、

トランプ大統領がその声を完全に封じ込めたとか聞きました(『表現者クライテリオン』90号参照)。