健康リスクマネジメント 75 病気の方程式 66 低体温
多くの人が「低体温」が体に悪いということは知っているのですが、
その怖さについてはあまり理解をしていません。
今回、新型コロナウイルス対策で体温計を測る方が多いので
低体温によって引き起こされる病気を考えてみましょう。
起きて1時間後の体温が基礎体温で、健康な人の基礎体温は約36.5℃と言われています。
この体温だと細胞の新陳代謝が活発で
免疫力も高くほとんど病気をしない状態を保つことができると言われています。
50年前の日本人の平均体温は36.8度あったとされるのですが、
現代の日本人の平均体温はどんどん下がってきています。
平熱が35度台ということも多く、中には34度台という低体温の人も増えてきました。
1度の体温低下で代謝は約12%、免疫力は30%以上も低下すると言われています。
いかに現代人が病気にかかりやすくなっているかがわかります。
体温と体の状態をまとめてみると
37℃-36.5℃ 免疫力や代謝が最も活発に働くベストな体温
36℃ 体が熱を生産しようと頑張っている状態
35.5℃ 代謝機能が低下したり、排せつ機能の低下が起きやすい。
(自律神経症失調症やアレルギーの原因を作り体の機能が狂い始める)
35℃ ガン細胞が最も活発に増殖し始める
34℃ 臓器などが機能しずらく、生存ラインギリギリの状態
33℃ 凍死の一歩手前
体温ってたった3℃変わるだけで人間は生死の境に陥るのです。
低体温の状態だと以下のような症状が現れると言われています。
・更年期障害・生理不順・頭痛・花粉症・肌荒れ・生理痛・
腰痛・自律神経失調症・肩こり、不眠
日本人の死亡原因の1位はがんですが、この病気ですが、
低心臓にがんが発生しない理由は
常に40℃近く熱を帯びているため臓器の中で
がん細胞が生存しにくい環境にある為です。
がん細胞は熱が嫌いなのです。体温が大好きです。
35℃でがん細胞が活発に活動することが証明されました。
最近では子供の低体温が問題となっていますが、実は、
アレルギーやアトピーなどの要因になっていますし、
生活習慣病患者が子供にも増えてきています。
免疫が落ちればこれらの病気にかかりやすくなるコトは当然です。
では体温を上げるためにはどうすれば良いでしょうか?
体温を上げるためには、5項目ですが
1・ファスティングすること
2、そしてしっかり水を飲む
3、バランス良くミネラルを摂ること
4、適度な運動をすること
5、ストレスを溜め込まないこと