40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

健康リスクマネジメント 28 病気の方程式 19 食品添加物 10 人工甘味料は危険 03 甘みセンサーが働くと 

私はこれで27年間、ファスティングと関わり、25年間も指導してきた経験から、

ファスティングは体の完璧なリセットだと確信します。

中でも味覚が麻痺している今日の食生活では、

日本人の味覚を摂り戻すためにもファスティングしか取り戻すことはできないのです。

ではその味覚ですが、私たちの体の器官で味をどこでキャッチするのかです。

まず自分の舌を見れば分かりますが、舌の表面には小さな突起がたくさんあり、凹凸しています。

この突起は舌乳頭

 

(ブリタニカ国際大百科事典・舌背の粘膜にある多数の微小な小突起の総称。

その形状によって糸状乳頭,茸状乳頭,有郭乳頭,葉状乳頭などに分けられる。

糸状乳頭以外には味蕾があり,ここに味覚を司る神経の末端が分布)です。

 

その中心は味蕾

(=みらい・舌乳頭中に多数存在する味覚受容器で,花の蕾状の構造をしている。味細胞とこれを支持する細胞,基底細胞から成り,味細胞が味覚刺激を受容する)

 

とよばれ、味のセンサーなのです。味の甘み、酸味、塩味、苦み、うま味の5つの基本味を感知して、

味覚神経をつたって大脳の味覚中枢に信号が伝わることで、味が分かるのです。

私たちの舌には、この味蕾が4000個~1万個あり、

その1個あたりに50100個の味細胞が存在しています。

味細胞の平均寿命は約10日間で次々と新しい細胞に置き換わります。

そして味蕾の数は20歳台で最大となり、加齢とともに減少していくようです。

子ども時代は味に敏感なので味覚を磨くことが必要といわれます。

味覚は刺激に慣れやすい性質があり、

普段から甘みの強いものを食べていると味蕾の機能が鈍化していき、

甘みの感覚が鈍くなります。

そして厄介なのは、人工甘味料を味蕾(=甘味センサー)が受容してしまうことです。

しかも甘味センサーは、舌だけではなく、胃や腸、膵臓にもあるようです。

中でも胃の甘みセンサーが感知をするとグレリンが分泌されます。

このホルモンは胃から産生されるペプチドホルモンで、

下垂体に働き成長ホルモン (GH) 分泌を促進し、

また視床下部に働いて食欲を増進させる働きを持つもので

1999年、国立循環器病センターの児島将康・寒川賢治らにより発見されたものです。

お腹がすいて胃がからっぽになるとグレリン濃度が上がり、

何かを食べればグレリンは減ります。

しかし、グレリンは脂肪を増やし、体重を増加させる働きなので、

食後にデザートを食べても食欲が感じるのはこのホルモンの作用といいます。

すると人工甘味料も同じようにキャッチしますので、

グレリンが大きく働き、食欲が増加していくわけです。

そして次の段階ですが、食欲は依存性へと移行します。