健康リスクマネジメント 11 病気の方程式 02 健康リスクの50%を占める生活習慣病 02
日本生活習慣病予防協会では、予防対策として
2011年から「一無(いちむ)、二少(にしょう)、三多(さんた)」を提唱しています。
このサイトからまず引用しておきます。
・一無(いちむ)「無煙・禁煙の勧め」
「タバコの三悪」とは、タバコによってからだに運び込まれる
ニコチン、タール、一酸化炭素です。
こういう身体に悪影響をもたらすタバコについて、「健康日本21」は、
特に若年者における喫煙をゼロにするという大きな目標を掲げスタートしています。
・二少(にしょう)「少食・少酒の勧め」
昔から「腹八分目に医者いらず」と言われているように、暴飲暴食を控えることは、
身体の機能を健康な状態に維持していく上でたいへん重要です。
食事療法という言葉がよく生活習慣病で用いられることからも、
糖尿病、脂質異常症、高血圧の予防・治療の基本は常に食生活にあります。
生活習慣病がアルコールと密接に関わっていて、
大酒をすれば多くの疾病が誘発される可能性が高まります。
「健康日本21」のなかでは、アルコールに関して1日20g
(日本酒に換算して一合程度)の摂取が望ましいとされています。
「百薬の長とはいへど、万の病は酒よりこそおこれ」という言葉もあるとおり、
アルコールをたくさん飲める人でも、
1日にその程度の飲酒量が望ましいということです。
・三多(さんた)「多動・多休・多接の勧め」
1日に20分の歩行を2回。体操・筋力トレーニングを各10分
身体を活発に動かすことは、健康づくりに欠かせません。
まずはよく歩くことが大切です。
日常生活の活動量を増やして身体活動を高めましょう。
休養をしっかりとる 標準的には6~8時間ですが、
快適な睡眠時間は個人差があります。
あなたの活動量に応じた適正な睡眠時間をとるよう心がけましょう。
しっかり休養をとる、という意味では「睡眠」に限らず、
仕事の合間の「休憩」、月6日以上の仕事をしない「休日」、
夏休みや年末などの「休暇」をとり、心身ともにリフレッシュすることが大切です。
そして、多くの人、事柄、物に接して、創造的な生活を行うこと。
年がいくつになっても社会に貢献できる、
そういう心持ちが若さを維持させてくれます。
そういう生活を送ることができるように工夫を凝らし、
何かを常に創り出すような趣味をもつことをお勧めします。
例えば俳句や絵を描いたりと、必ずしも仕事とは関連がなくても、
趣味豊かに創造的な生活を送ることが健康長寿に欠かせない条件です。