40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

武士道が生まれた背景  02 新渡戸稲造の武士道は今も読まれている 

新渡戸稲造著「武士道」誕生のいきさつを簡単に紹介していきます。

昨日から書き始めたカテゴリーは「サムライ・ファスティング」ですが、

体系化されたのはこの本しかありません。

新渡戸は札幌農学校卒業後、創立間もない東京帝国大に進学しますが、

あまりにも札幌農学校と比べ、学術研究に差がありすぎ、

失望して私費でジョンズ・ホプキンス大学に入学します。

この時の新渡戸のビジョンは、「われ、太平洋の架け橋とならん」でした。

新渡戸は内村と同様に伝統的なキリスト教信仰に懐疑的になって

米国でクエーカー派の集会に通い始め、そして正会員となります。

そこで妻となるメアリー・エルキントンと出会います。

米国で日本についての講演をした際に、聴衆の一人であったメアリーは、

新渡戸を見初めていたといいます。

その後札幌農学校助教授に任命され、ジョンズ・ホプキンス大学を中途退学して、

官費でドイツへ留学し農業経済学で博士号を得て、メアリーと共に帰国し、

札幌農学校(現在の北海道大学)の教授になりますが、

夫婦ともここで体調を壊し、休職して米国・カルフォニアで転地療養をします。

ここで新渡戸の名著「武士道」を英文で出します。

日清戦争の勝利で世界中で日本への関心が高まっていたこともあり、

英文だけではなく、ドイツ語、フランス語にも訳され、ベストセラーとなります。

米国のルーズベルト大統領らに大きな感銘を与え、

日本語はかなり後で翻訳されます。

日本でも『武士道』は読み継がれ、21世紀に入っても多くの解題書が出版され続け、

日本精神を表す、代表的な言葉「サムライ」の最大のテキストとなっています。

それゆえに私は日本人としての日本人にふさわしいファスティング

まさにサムライ精神である「サムライ・ファスティング」であるという思いで

このカテゴリーを起こしました。

これから新渡戸稲造の「武士道」と

内村鑑三が提唱した武士道に接ぎ木されたキリスト教をベースにして

「サムライ・ファスティング」を書いていきます。

日本は戦後、アメリカの対日小麦戦略に乗せられ、

完全に日本人は日本食を放棄してしまい、西欧の食民地化として、

日本人全員の胃袋が支配されてしまいます。

日本には米と大豆という食文化がありましたが、

この米を食べるとバカになるという

米国のマインドコントロールにひっかかってしまったのです。

つまり日本の「一粒百行」という

武士から農民までのお米を中心とする日本の食文化が崩壊していきました。

ついには小麦(パン)が、日本のコメを抜いてしまい、

今もなおマクドナルドのドライブスルーには車の行列とは情けない。

日本人を放棄するとは日本精神の放棄にほかなりません。