40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

サムライ・ファスティングに生きるとは 「代表的日本人」に書かれた武士道精神19 上杉鷹山 04 自ら率先して質素を行く

サムライ・ファスティングを極めていくために

新渡戸稲造の名著「武士道」の要約を紹介し、解説をして、

引き続き内村鑑三の名著「代表的日本人」を今、連載しています。

この2冊は、ほんとうのサムライ精神、武士道精神を見事に描き、

日本のため、世界のために書いていることがひしひしと伝わってきます。

新渡戸の「武士道」よりも数年前にその精神を世界に伝えていた内村は

5人のサムライ精神に生きた筆頭に西郷隆盛を登場させました。

そして2番バッターは上杉鷹山です。

ここまで筆を進めてきましたが、このなかで

次第に日本人としての日本人のためのファスティングの奥義が

次第にその輪郭が見えてきました。

それは先回に書きましたように「息」です。

つまり「聖霊」の力です。

聖霊を受けなければ、真のファスティングの何たるかも分からず、

ただ自分のためだけのファスティングをしているに過ぎないのです。

上杉鷹山のように息、火を受けて、低くして、

民の中に降りていくことが革命の奥義なのです。

聖霊の力です。

さらに内村の鋭い筆は続きます。

 

…他の国と同じように日本でも、人は変革を嫌う。

若き鷹山は、変革をもたらさなければならず、

それ以外に(米沢藩)の救済の道はなかった。

しかし、他人を変えるには、まず自分を変えることから始めなければならない。

当然のことながら、当面の問題は財政だった。

秩序や信用などを回復するには、可能な限り倹約するしかない。

藩主自ら、生活費を1050両から209両に切り詰めることにした。

50人いた奥女中を9人に減らし、着衣は木綿に限り、食事は一汁一菜と決めた。

家臣も同じように倹約を求められたが、

それは鷹山の場合とは比較にならないほどの倹約だった。

年間の手当てを半分に減らし、それで浮いた分は、

積り積もった負債の返済にあてられた。

重い負債から逃れるには、このような状態を16年間も続ける必要があった。

しかし、これはまだ、財政改革における消極的な面にすぎない。

・民の幸福は治者の幸福である

・統治を誤りながら民から富を期待するのは、キュウリのツツにナスが実るのを期待するようなものだ

「能力に応じた人の配置」というのは封建時代にはあり得ないことだったが、

鷹山はあらゆる手段を尽くして優秀な人材を登用しようとした。

鷹山は能力のある者には乏しい財源から惜しみなく手当てを支給した。・・・

 

 

封建時代のしきたりを破って

まさにサムライ精神で思い切った改革を進める鷹山の手法に驚くばかりです。

まず自ら質素倹約に率先したことは、

サムライ・ファスティングのお手本なのです。