40日ファスティング経験者の本音!

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サムライ・ファスティングに生きるとは 「代表的日本人」に書かれた武士道精神01 内村鑑三はなぜこの本を書いたのか 01 

新渡戸稲造の名著「武士道」については、このブログでこれまで紹介してきました。

その「武士道」が英文で書かれる数年前に内村鑑三は、

優れた英文で「代表的日本人」を書き、世界に向けて日本の代表的な人物、

しかも武士道に生きた5人を紹介しました。

しかも英語圏だけではなく、ドイツ語など欧州でも翻訳され、

外国では日本人の理解するための最大のテキストとなったのです。

この本の原型は「日本および日本人」で1894年に英文で出版され、

その後1908年に「代表的日本人」として人物に焦点をあてて

5人の人物を内村鑑三は取り上げたのです。

 

1・西郷隆盛

2・上杉鷹山

3・二宮尊徳

4・中江藤樹

5・日蓮上人

です。

 

この本が出る5年前、内村は日露戦争に反対を唱え、

以後、絶対非戦論を聖書から論じて貫く論陣を貼ります。

どのような理由を述べても戦争してはならないという論陣を

聖書を通して語りだす内村鑑三

そのような中で、「代表的日本人」が誕生したのです。

内村の非戦論に明治政府ばかりかその後の日本が耳を傾けたら、

愚かな太平洋戦争に至ることはなかったのですが、

残念ながら無視して、国策は侵略戦争を推し進めていきました。

内村が世に出した第一号の著作は、1893年の「キリスト信徒の慰め」でした。

その直後に原型となった「日本および日本人」が英文で発行されています。

これから上記5人を紹介していきますが、

私はこの著作を高校3年の時に何度も読んで、すでにこの時に、

武士道精神を感じていました。

そして今、内村が天に召された69歳となって、

あれから50年を経た人生経験から、もう一度、

詳細に武士道、サムライ精神で「代表的日本人」を読むと、

これからの日本の時代を指示す多くのことを学びます。

日本は今、憲法改正をして戦争への準備をしようとしていますが、

これは実に愚かな道、国家滅亡への道であることを内村は語っています。

内村がそれを選択してしまった明治政府を痛烈に批判し、

日本人の熱狂的戦争への道(日露戦争)に否を放ったのですが、

今やその時代を遥かに超える危機が迫っています。

この流れに否を唱えなければなりません。

それを支えるのはサムライ精神しかないのです。

そしてサムライ・ファスティングでそれを担う体力と精神力を養うしかありません。