40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

限界国家ニッポンで生き残るためには  05   拠点という王国を作る

3・現在、国会議員、地方議員の大半が地方創生は、

大規模再開発プロジェクト、大型公共事業だと信じ込んで、

人口減少対策は矮小化されていることです。

その結果、移住者の争奪戦しかないわけです。

人口減少と少子高齢化は現在、首都圏への人口一極化と地方が

減少していく二極化で様々な問題が噴出していくことでしょう。

想定できることは

 

・大企業ですら思うように若者を雇用できなくなる

・その結果、企業のイノベーション力が落ちていく

・介護職員不足で自宅で介護するために離職者が増大する

 

こうして過去の遺産、貯金が残っているうちは首都圏は何とか維持できるとして、

地方は疲弊するわけです。

現在は新幹線を通すとか高速道路を作るなど

開発型発展モデルにしがみついた政治、経済運営ですが、

これはもう終わりだということです。

移住者促進政策をとっている市町村では

定住人口の奪い合いをしても何も根本的な解決はありません。

ではどのような人口減への対策があるのか。

河合さんの提案はなかなか斬新なものです。

いくつか紹介しましょう。

 

1・拠点という王国を作る

出会いの場を形成し宿場町のような賑わいをつくるという提案です。

それには狭いエリアを形成していくことだというのです。

しかし、このことは欧米のキリスト教会が担ってきました。

キリスト教会のような形成をすべきだ。

イタリア・ソロメオ村のケース。

しかし、日本はこのような教会も寺院も存在していません。

 

2・基礎自治体都道府県単位ですべきだという提案です。

この提案はかなり無理があるし、

大阪維新の会の構想の方がいいのではないのかと思います。

都道府県にそのような意思決定はないからです。

 

3・働くことに価値観を見出すという提案ですが、

日本は戦後、定年制にどっぷりつかり、

定年でリタイアしたら仕事をしないという空気があります。

またオランダのような生産性が高い仕事をすべきだという指摘ですが、

先般も大手家電メーカーの方のお話を聞いていますと

とにかく効率が悪いということでした。

オランダはワークシェアリングが成功したといいますが、

日本では働く思想が欠如していますので、無理です。

要するに危機感がない日本国民は大きな負を刈り取ることになります。