40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

断食救人類の書 280 少食は救国、救人類となる 66 少食ファスティングの思想   01 食を制する思想 01 

超少食を生涯、貫き102歳で預言していたように

自然死で天に召されたコルナロ伯爵のことは

このブログで「無病法」を詳しく紹介しました。

コルナロはなぜ少食に徹したのかをもう一度、復習してみましょう。

まず彼が超少食に至ったのは次の文章が明らかです。

 

【コルナロ語録・無病法から01】

私は放縦(飽食三昧)を止めた理由は、深刻な病気に陥ったからである。

それまでの私の食習慣は不節制(飽食三昧)の一語に尽きた。

その結果、胃がおかしくなって、しばしば激しい痛みに見舞われた。

そして間もなくすると痛風が出てきて容態がさらに悪化し、

微熱、喉の渇きがともない、しまいには生きる望みも断たれるほどになったのである。

この状態が35歳から45歳まで10年間、続いたのである。

この間、あらゆる治療法を試みたが、どれも無駄であった。

そこであらためて医師団に相談したところ

「食を厳しく節すること」以外にはないということであった。

しかもこれを実行しても厳格に守らない場合、数ヶ月には死ぬであろうということであった。

この最後通告を聞いて、私は戦慄に襲われた。

人生の盛りに死ななければならない口惜しさ、たえず数々の病にさいなまされて苦しさから、

この医師団の忠告に従うことを決意した。

そして断固決意するやいなや、具体的に守ることを聞くと、

「食べ物も飲み物も、通常の病気の時しか摂らない物を摂り、

しかもこれを極少量にすべきである」というものであった。

こうして食を極端に減らして数日後である。

この食習慣が自分にあっていることに気が付いた。

そして1年もたたぬうちにすべての私の病気が消えてなくなったのである。

そして健康を取り戻すと、私は節食について真剣に考え始めたのである。

私のような末期的な重症の者が、

食を節(超少食に)することで治るなら、それによって健康も維持できるし、

さらに体質も改善されるに違いない。

私はすぐさま自分の体質に合った食べ物を見つけることにしたのである。

そして私が試みたのは、

「口に合うものは体にも合う」という格言の真偽を確かめることだった。

結論からいうとこの格言は間違っていた。

美味しいものの中に私の胃に良くないものがあったのだ。

そして自分の胃に合わない肉、ワインを退け、経験上、胃が容易に消化するもので、

量を少なくすることに徹底したのだ。

そして満腹感を覚えるまで飲食せず、

常に食欲を残して食卓を離れたのである。

これは格言に「健康は食欲を抑えることからだ」とあり、これに従ったのである。

 

 

コルナロは格言に従ったとありますが、彼は熱心なカトリック教徒であり、

聖書の言葉に従ったのです。

聖書には食を制する言葉で満ちています。

その中でも重要な食に関する聖書の言葉は、

ソロモンの知恵の書(主に箴言)に多く記載されています。

 

箴 13:25 正しい者は食べてその食欲を満たす、しかし悪しき者の腹は満たされない。

箴 15:14 さとき者の心は知識をたずね、愚かな者の口は愚かさを食物とする。

箴 18:21 死と生とは舌に支配される、これを愛する者はその実を食べる。

箴 23:2 あなたがもし食をたしなむ者であるならば、あなたののどに刀をあてよ。

箴 23:3 そのごちそうをむさぼり食べてはならない、これは人を欺く食物だからである。

伝 2:25 だれが神を離れて、食い、かつ楽しむことのできる者があろう。