40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

断食救人類の書 142  超少食・食事術  31 玄米食にする 28 玄米食に合う調味料14 野菜

玄米菜食なので野菜をたくさん食べればよいと思われますが、

野菜はバランスが必要ですし、

組み合わせが必要でやみくもに野菜をたくさん食べればよいというわけではありません。

冷え症の方が生野菜ばかり食べていたら増々冷えますので体調を崩します。

やはり季節の野菜を組み合わせないといけません。

野菜は、旬の時期に旬な野菜を食べるのが基本です。

それは一番栄養価が高く、

不思議とその時期に身体に必要な栄養素がたくさん詰まっているからです。

夏野菜には、水分やカリウムを豊富に含んでいるものが多く、

身体にこもった熱を身体の中からクールダウンしてくれます。

トマトやキュウリなど生で食べられるものも多いので、

夏に不足しがちな栄養素を簡単に補給できるのが夏野菜です。

逆に、冬には身体を温めてくれる成分を多く含む野菜が

豊富(人参、ごぼう、蓮根など根野菜)です。

気候や季節により身体に必要な栄養素があります。

旬のものを旬の時期に食べることで、

旬の野菜がその時身体に必要な栄養素を教えてくれるのです。

国民の健康づくり運動である「健康日本21」では、

生活習慣病予防のための食生活の指針として、

野菜摂取の目標量が設定されましたが、達成できていません。

野菜にはビタミン・ミネラル・食物繊維など体の調子を整え、

機能を正常に維持する大切な栄養素が含まれていますし、

免疫力の向上・抗酸化作用の機能性があります。

「健康日本21」では、

1日にとりたい野菜の目標量は350g、緑黄色野菜を120gとありますが、

標準は1日5皿ということです。

その内容は、青野菜のおひたし、冷しトマト、ひじきの煮物、野菜の煮物、きのこの炒め物となっています。

藤樹の宿では、少食なので野菜は少なめで発酵加工したものを提供しています。

また野菜は低エネルギーであるため、

食事の最初に野菜を食べておなかを満たすことによって、

食べ過ぎ防止に効果的です。

また、野菜に含まれる食物繊維は、糖の吸収をゆるやかにして、

食後の血糖値の上昇を抑える効果があります。

また、体内でコレステロールの吸収を妨げる働きがあるので、

動脈硬化の予防効果が期待されいます。

ところでアメリカと日本の野菜消費は、アメリカの方が2倍の消費量であり、

野菜摂取方法のバリエーションがものすごく多いと言われています。

アメリカでは、1990年代から国を挙げて

食と健康との関わりを重要視してきましたので

「1日に摂取すべき野菜の量を知っている」と

回答したアメリカ人の割合が、全年代で日本人をはるかに上回っていたのです。

アメリカでは、野菜の定番であるサラダ以外にも蒸しもの、

焼きもの、トマトソースなどの野菜加工品を使ったもの、

ジュース、スムージーなど、実にバリエーションが豊富。

いろいろな選択肢があるため、野菜摂取量が多いので、

日本人も野菜を効果的に簡単に食べられる工夫や教育が必要です。