断食救人類の書 137 超少食・食事術 26 玄米食にする 23 玄米食に合う調味料09 自然卵
卵は動物性タンパク質で肉とともに有害を唱える方もおられます。
しかし、卵は大変な高栄養食品なのです。
私が幼い頃、妹が自宅で生まれると産後のお祝いに卵を持って来られましたが、
今から60年前、卵は滋養があるからということで病気見舞いに持参したものです。
1個10円と高価(今もの同じ値段)で、数個くらいお見舞いに持参するという具合でしたが、
その後、養鶏業が盛んになりケージ(かご)養鶏で大量生産されるようになり、滋養から害を及ぼすものとなっていきました。
牛乳と同じです。
特に養鶏業になってから、鳥インフルエンザを抑えるために大量の抗生物質を与えるようになり、
卵アレルギーが発生することになってきました。
さらに卵をたくさん生産するために女性ホルモンも与えますのでますます卵アレルギーが、ひどくなってきました。
抗生物質は世界大百科事典によれば、
「=〈微生物によってつくられ,微生物の発育を阻止する物質〉をantibioticと呼ぶことを,
アメリカのラトガス大学教授S.A.ワクスマンが1941年に提唱した。
日本では,これに〈抗生物質〉という語をあてている。1929年のA.フレミングによるペニシリンの発見,
38年から41年にかけてのH.W.フローリーらによる〈ペニシリンの再発見〉以降,新しい抗生物質の探索が世界的に始まった。
したがって,抗生物質という言葉も物質も比較的新しいものである。」とありますが、
これを動物に大量に与えると免疫力など体力低下になります。
さらに抗生物質が効かない耐性菌の出現により、
かつて容易に治療できたありふれた感染症が多くの命を奪う事態が現実化しています。
いわゆる院内感染で死者が続出した病院もあります。
では卵は絶対、食べてはいけないものなのかといいますとそうではありません。
自然卵は大いにいいです。
牛乳も搾りたてならいいのと同じです。
自然卵とは平飼い(放し飼い)で育てられたものでできれば受精卵がいいのです。
鶏を自由に歩き回らせ卵を産まますし、一般的に雄鶏が一緒で有精卵となります。
ケージ飼い養鶏の卵の10倍はします。
自然卵は有り難みが違います。
産む量が違うのでひとつ100円位しますが滋養は月とスッポン。
私も自然卵に注目して、豊田で平飼い(放し飼い)施設を建てましたが、
それは自然卵の驚くべき滋養の高さに注目したからです。
しかし、高価なので、もう一つのおすすめがウズラの卵です。
小さいウズラですが、高濃度の栄養が詰まっていますので、できれば自然卵のウズラを虚弱体質の方は食べてください。
豊田ではウズラも飼いました。
豊橋がウズラ生産の7割を占めていますので、直接、ウズラ農家でヒナを買い求め飼育しました。
ただ平飼い(放し飼い)施設は、蛇に食べられてしまうため細かい網を張るなどずいぶん手間がかかりました。
近くで自然卵が買えない場合、通販で買えますのでネットで検索して購入してください。