ファスティング(断食)で改善可能な症状 66 リウマチからの克服
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
リウマチ(rheumatism)
リューマチ,リョーマチともいう。関節炎と同義に用いられることもあるが,関節だけでなく結合組織にも起り,激しい痛みを伴う炎症をいい,体の一部のことも,全体のこともある。
リウマチは,ギリシア語の「流れる」という言葉から出て,痛みやはれが体のあちこちを流れ動くことからつけられた名前である。
もっと広範には,リウマチ性疾患という表現がとられて,膠原病と呼ばれる結合組織の重い一連の病気を含んでいる。
具体的には,急性関節リウマチ,慢性関節リウマチがおもなもので,さらに筋肉リウマチ,強直性脊椎炎,痛風などがある。
「奇跡が起こる半日断食」236頁
近藤美和子さん(53歳) (要旨)
14年前ですが、ある日突然、首の後ろが痛みだし、首が回らなくなりましたので検査したところリウマチの反応が出ました。
その時は首だけだったので素人判断で何の治療もせずに放置していましたところ痛みが肩や腕に広がり、腕も上がらなくなりましたのでマッサージなどに通いました。
しかし、なんら改善もなく症状は悪化していくばかりで、再度、検査をしますとリウマチでした。そしてかなり病気は進み、ただ痛み止めしか手立てはないとのことでした。
温熱療法もしましたが、痛みは一時的に軽くなりますが、リウマチが治るわけではありません。
何か治る方法がないのかと思っていたら、息子が書店で甲田先生の断食療法の本を買い、診察の予約もとってくれました。
半信半疑で診察を受けにいきました。月に1回診察を受け、家で断食療法をしました。
先生の指示の通りの食事と週1回の1日断食です。
とにかくリウマチを治したい一心で続けました。
するとまず痛みが薄れていきました。
58kgあった体重も5ヶ月で21kgの減量となりました。身長154㎝ですが今でも42kgをキープしています。
そして5日断食しましたら、体の痛みも取れました。
痛みが引いても半日断食を続けています。また先生のご指示の運動療法もしっかり実行しました。
時々、パンやカステラを食べるとまた痛みが出て来ますので、痛みが出たら断食です。
こうして7年間が過ぎた頃、リウマチの痛みはすっかり消えました。
冷え症も肩こりも治り、足の爪もきれいに生まれ変わりました。ほんとうに信じられないほど元気になりました。
【甲田医師アドバイス】
断食と温冷浴のセットはリウマチにかなりの効果があります。
近藤さんはとくにそれが効きました。腕も上がらず、膝や関節が腫れあがり、一歩も歩くのが容易でなく、足をひきずりながら来院されたのですが、今では階段の上り下りも楽にできるようになっています。
ご主人とご旅行もされ、リウマチが治って生活は一変されています。
リウマチは治りにくいといわれますが、私のところでは近藤さんのように回復されておられる方が多いのです。
【藤樹の宿コメント】
断食はこうしたリウマチに大きな効果があります。
藤樹の宿でも甲田先生に近い玄米菜食と運動で対応しています。
医師が困難という難病を甲田先生は断食で治していかれました。
今もなお、いやこれからも甲田先生は、藤樹の宿のよき指針です。