ファスティング（断食） 初級編 ２５ どのような断食を選ぶべきか 05 種類01本断食（水だけ）
水断食は一般的に本断食といいます。
この断食は極めて危険性が高く、断食施設でもこれを行うところは日本では皆無でしょう。
ただ隣国、韓国は例外です。
そこでは大半が本断食のみです。実際、韓国最大のオサンリ祈祷院（３万人収容）に何度も行きましたが、回復食をとる食堂の入り口に塩が山積みされていましたが、塩と水だけで詳細な説明は一切ない、かなり荒削りの断食施設でした。
日本では考えられないことです。
実際、日本人の方（牧師）で、水だけの長期断食後、何の指導も受けず、帰宅後の回復食の失敗で入院された方もあるなど韓国式の水断食は大いに問題があります。
私も初めて の断食で韓国式の水断食を１週間、経験しましたが、あの時の苦しさは忘れられません。
何も事故が起こらなかったのが不思議でなりません。
韓国人の場合、キムチなど発酵食品をかなり食べていますので、水だけでも体力は落ちないため、４０日断食でもかなり平気ですが、日本はキムチほどの発酵食品を残念ながら、食べるものがありません。
私はとにかく水を８リットル近く、毎日飲みましたが、後で水中毒になる可能性もあったとのこと。
そのような中毒にならず、よく守られたと思います。
この中毒の恐さは、低ナトリウム血症やけいれんを生じることです。
また、重症化すれば、死に至ります。
さらに水断食だけの恐さは、好転反応が急激に現れ、それにからだが追いついていかないという大変な厄介な 問題があります。
何しろからだの中に、水しか入らないですから、ものすごいショック現象がからだの中に起こります。
そしてこれは大変だとからだの司令塔は、飢餓状態から身を守るためにからだの仕組みを大きく変動させようと、からだの中にある糖質、脂肪をエサにして維持しようとします。
では安全な方法に酵素ジュースがあるからと安心するのも間違いです。
やはり日本 の断食施設が、半断食を採用してきたには断食にともなう事故を防ぐためであったのです。
断食施設のためにも、もちろん断食されるかたのためにも安全第一ですから。
