40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

断食指導30年のあゆみ 08 断食祈祷院運営で起こったハプニング 02 ハードドラックの方たち 

名古屋の教会の牧師から電話があり、「信徒の娘さんで母親が

精神病院から娘を連れて断食祈祷に行きたいので宜しくお願いします」

ということでした。

その娘さんは30歳で、本人は精神病院で男性の医師、看護師から輪姦されたので

この病院にはいたくないで何とか断食で改善して、

家で治療したいということでしたが、

母親は、「娘が言っているようなことは絶対になかったと思うし、

病院もそのように説明していますので、娘は嘘をついているだけだ」

と言い、平行線でした。

その後も何度も彼女の話を聞くとかなりその輪姦の話はまことにリアルで

決して嘘のようには思えませんでした。

数日後、病院から処方された薬が切れた日、ついに大暴れをして、

部屋の壁は叩く、ドアは破るので外から頑丈な木で止めても、

それを破り、とうとう真夜中に外に飛び出し、

まさに月夜もない真っ暗な道を彼女は

走るような勢いで歩いているのを発見しました。

しかも大型トラックが頻繁に通る国道なので

とにかく私は自動車に押し込んで泉の森に連れて帰り、

寝ずの番でもう一度本人を名古屋市の別の病院に行き、保護していただきました。

残念ながら親は入院させてその後の消息は分かりません。

 

次のケースですが、アルコール中毒が来会されました。

奥様が熱心な聖霊派のクリスチャンでしたから

夫を連れて長期の断食で治すしかないと来られたのです。

当然、ビールなどのアルコールは一切、遮断し、

買いにいけないようにしていたのですが、3日目から禁断症状をきたして、

一晩中、部屋の壁に頭を打ち付け、建物中にゴンゴンと響く音が絶えず、

この宿舎にいる方たちは別の宿舎に移っていただきました。

ほんとうに壁に穴があくのではないかと思わうほど激しく、

その状態は、およそ1週間は続きました。

しかし、ペンテコステ派の信仰を持つ奥様ですから

隣の部屋でご自分も断食して祈り続け、私たちも必死で祈りました。

ちょうど2週間目でしたが、少し落ち着いたので本人に話を聞くと昨晩、

初めて眠ることができ、今、頭が爽やかで身も心も壮快なのですというのです。

そして顔がまったく別人のようになっていたのです。

つまり癒しと解放が夜中に起こったのです。

奥様の祈りの勝利でした。

その後、沖縄に帰られ、奥様の教会で洗礼を受け、本業の司法書士を続けておられ、

元気よく働いているという報告を受けました。

そして数年後にはご夫婦で神学校に学び、教会を立ち上げ、

アルコール中毒で苦しむ方たちを集めて、教会は成長しているということでした。

また、ミッション・バラバ(注・01)の牧会する教会からは

アルコールよりも強烈なハードドラックの中毒の方も送って来られましたが、

この方たちは「断食でないと薬物は体の中から出ていかない」ということを

全員が知っておられ、長期断食を何度も実行して、

まじめな態度で礼拝にも参加していただきました。

 

 

ミッション・バラバ(注・01)

1993年(平成5年)の暮れにキャンパス・クルセード・フォー・クライストの宣教師アーサー・ホーランドの呼びかけにより、元暴力団組員7人と牧師2人の9名で「ヤクザ・フェローシップ」という聖書研究会を結成する。この時は独学では聖書を理解できなかった。 しばらくして、新約聖書のバラバにちなんで「ミッション・バラバ」と改称し、伝道団体として活動を始める。1994年には北米に伝道旅行に行く。ワシントン州シアトル、カナダ・バンクーバー、11月18日にはサンタバーバラ、11月26日にはロサンジェルスリトル東京日系人教会などで講演を行う。これらは、アメリカ合衆国の日系アメリカ人の新聞『オクデール・リーダー』『羅府新報』などで取り上げられ、時事通信共同通信を通じて、毎日新聞、報知新聞、日刊スポーツ、中日新聞などで報道される。2000年(平成12年)には映画『親分はイエス様』(渡瀬恒彦主演)のモデルになる。(ウィキ)