断食指導30年のあゆみ 07 断食祈祷院運営で起こったハプニング 01 目から光が出ている女性
飲み水の確保に翻弄されたのは1997年からです。
それはハーザー誌を読んだ方が全国各地のキリスト教会(教団教派を超えて)から
牧師、献身者、神学校学生、信徒たちが押し寄せてきたからです。
そして極め付きが1997年に開催した「第1回40日断食聖会」で
事前準備と回復食を含めると50日~60日間の長期断食される方が、
25名も滞在されたましたので、完全に水は不足に陥ってしまいました。
そこで私は水を汲みに谷川まで夜中に何度も行きましたが、
よくも真っ暗闇で足を滑らしてけがをしなかったものだと思います。
当然、飲み水だけしか確保できないので、お風呂の水の確保までは無理でした。
したがって断食祈祷に来られた方は、
公営の「百年草」の大浴場に送迎し、そこのお風呂を利用することになりました。
特に「第1回40日断食聖会」参加者は全員、60日間、入浴できませんでした。
長期断食期間中の入浴は極めて危険だから我慢していただいたのです。
そして同じ40日断食聖会を1998年に開催しましたが、
その年の年末年始は1日に100名も来会があって
参加者は雑魚寝という有様でした。
そのため増設をして、1999年にプレハブは7棟も建設したのです。
しかし、このような中には、霊的な問題を抱えた方がかなり来ていました。
そのケースを紹介します。
1999年の夏、関東のある教会の牧師から電話があり、
「もしかするとAさん(女性)が泉の森に向かったので絶対に宿泊させないようにして
ください。大変なことになりますよ」という内容でした。
このAさんは教会荒らしとして有名で、
教会の冷蔵庫は空っぽになってしまうほど食べまくり、
お金や換金できる品など全部もっていかれたということなのです。
そして朝、そのAさんは事実、泉の森にやってきました。
敷地内には入れないことを説明し、自宅のある仙台市に帰るように何とか説得し、
夕方、ようやく渋々、帰っていきましたが、スタッフが
「Aさんが道路の真ん中で聖書を読んで座り込んでいますよ」と
駆け込んできましたので、通行妨害罪で足助警察に連絡し、
引き取りの来ていただいたのです。
Aさんを見にいくと月も出ていない真っ暗闇でしたが、目から光が出ており、
聖書を読んでいたのです。
その光景を見たスタッフはガタガタと体が震えていましたし、
私もブルームハルトの世界だと分かり、イエスの血潮を宣言して、対応しましたが、
彼女を解放できなかったのは今もなお無念なことでした。
足助警察からの報告によれば、
留置場に一晩入り所持品から仙台の自宅に連絡をしたところ、
毎回、どこでも問題が起こり、警察から電話があるので
それが生存確認なのだと家族の方が語っていたということで
呆れ返った警官の声でした。
今回、Aさんの目から光が出ていた光景は今も忘れられませんが、
こうした霊的な問題を抱えた更なる強烈な方が登場しました。
しかし、それは始まりに過ぎませんでした。