エシカルとサステナブル/SDGsとの関係 03 個人でできること
サステナブルとエシカルについては、似ていて異なる考え方ではありますが、
共通する点も多くあり、サステナブルな社会の実現のためには
「エシカル」が必須とも言えます。
★持続可能な社会を築くために個人でできること[具体例]
それでは、私たちがサステナブルな社会、
エシカルな社会を達成するためにできることは、どんなことでしょうか?
1・節電・節水(SDGs目標:6,7,13)
最も手軽に始められる取組みのひとつです。
すでに多くの方がおこなっているかと思いますが、
これもサステナブルな社会に貢献するための手段と言えます。
発電には化石燃料を使用するため、
その原材料がいずれ枯渇することは目に見えています。
また、世界には水不足に悩む国・地域が存在することはもちろん、
人口増加に伴い、将来的にはより多くの国が水不足に
直面するのではないかと言われています。
そのため、少しでも電気や、水の消費を抑えることは
サステナブルな社会に繋がります。
個人的には、手間なく節電や節水をおこなうために、
ご自宅のスマートホーム化や節水シャワーヘッド等による
使用量の抑制をおすすめします。
2・マイバッグ・マイボトル(SDGs目標:12,13,14)
全国でレジ袋が有料化されてから、もうすぐ2年になります。
この時を機に、マイバックを持つようになったという方も多いのではないでしょうか?
また、今年の4月からは「プラスチック新法」も施行されており、
プラスチックの使い方を見直す潮流はますます大きくなっています。
プラスチックは便利な素材ですが、近年では海洋プラスチックごみの増加問題や、
燃やされる際に発生するガスによって
地球温暖化などの一因になってしまっているという課題もあります。
マイバッグやマイボトルを利用するだけでも、
プラスチック製品を使う回数の削減になり、環境や脱化石燃料への貢献に繋がります。
マイボトルなどの利用以外にも、浄水器の取り付けをおすすめします。
飲料水を水道水に変えることで、ペットボトルの削減が期待できます。
3・エシカルな商品やサステナブルな商品の選択(SDGs目標:1,5,10,14,15)
企業が積極的にSDGsに取り組むようになり、
近年はファッション業界でも展開が進み、
スニーカーで有名なメーカーのアディダスやナイキでは、
人気ラインナップの素材をヴィーガン素材やリサイクル素材にした商品も出ています。
また、皆さんが何気なく買っているコーヒーやバナナなどに、
緑のカエルのマークはありませんか?
このマークは「レインフォレスト・アライアンス認証」という認証マークです。
これは、その製品や原料が、持続可能性の3つの柱(社会・経済・環境)の
強化につながる手法を用いて生産されたものであることを意味しています。
このように、社会や環境に配慮した商品を購入するだけでも、
実はサステナブルな社会へアプローチすることができます。