40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

超少食パワー 05 テロメアを計ろう

白澤医師はアンチェイジングの専門医であり、老化防止の著作も多く、

今回は、なぜ人間は老化していくのか、その原因は「テロメア」(注・01)

だと指摘されています。

テロメアはあらかじめ細胞の分裂回数を規定し、寿命を決める老化時計(注・02)です。

細胞分裂の短縮は、コレステロールが高いと大きく左右されます。

とくにタバコを吸う人は吸わない人よりも早くなり、老化が進むといいます。

つまり生活習慣が大きな影響を与えます。

テロメアを長持ちさせれば、老化はスローダウンします。

そのためには

 

1・少食を実践し、食べ過ぎをしない

2・禁煙

3・運動不足の解消

 

つまり長寿遺伝子をONにするために

 

A・腹七分(六分)で少食にし

B・よい食べ物の選択

C・運動はウォーキング(歩数計をつける)

D・生きがいをもつ

 

 

(注・01)テロメア

私たちの細胞の中にある染色体。

健康長寿の鍵とされるのは、その端にある「テロメア」と呼ばれる部分です。

細胞分裂を繰り返すたびに短くなっていきます。

これが老化と深い関わりを持つと考えられてきました。

今、このテロメアの長さを伸ばして老化を遅らせ、

がんなどの病も防ごうという研究が進んでいます。

「遺伝情報の本体は細胞の核内にある染色体ですが、

これがむき出し状態でいると互いに融合したりして非常に不安定です。

テロメアの役割はこの染色体をむき出しにしないということと考えられています。

特に生殖は種の保存に欠かせませんから、生殖細胞には特別な機構が備わっています。

生殖細胞はテロメレースというテロメアを伸張させる酵素を持ち、

どんなに分裂してもテロメアは短縮しません。

従って、テロメアは遺伝情報を持つ DNA配列のキャップとして、

染色体を厳重に守り続けます。

私たちの体を形づくる37兆個の細胞。

生きているかぎり分裂し、入れ代わり続けています。

細胞が分裂するたびに少しずつ数が減り、テロメアは短くなっていきます。

生まれた時は、およそ1万5,000ほどとされますが、

35歳でおよそ半分に減少。

6,000を下回ると染色体が不安定になり、

さらに2,000になると細胞がこれ以上分裂できなくなる

「細胞老化」と呼ばれる状態に陥ります。

テロメアは染色体を保護していると考えられていますが、

その末端はループ状を形成していることが最近分かりました。

そしてテロメアが短くなるとこのループが形成出来なくなり、

このことを細胞自身がDNAに傷害があると認識し、

「もう細胞分裂はしない方が無難」と考えるのではないかとの仮説があります。

細胞分裂によりテロメアが短くなるたびに、

バリアが薄くなって疾患にかかりやすくなると考えるとわかりやすいかもしれません。

 

(注・02)寿命を決める老化時計 テロメアテスト

自分が「老化が原因の疾患にかかりやすい(かかりづらい)体質なのか?」

「健康な状態なのか?疾患発症の状態なのか?」という未病状態を知るための検査が、

テロメアテストです。

検査結果を基に体質や状況に合わせた生活習慣や食事の改善を図ることで、

老化や加齢に伴って起こる疾患を予防していくことを目的としています。

テロメアとは、染色体の端にある構造体のことで、

染色体の中にある重要な遺伝子情報を守っています。

細胞の老化を決める重要な構造体であることから、

加齢による疾患にも関連しています。

テロメアテストでは、この「テロメア」を解析し、

持って生まれた「遺伝子の強さ(遺伝子強度)」や、

日々受けるストレスによる「遺伝子の疲労度(遺伝子疲労度)」を測定します。

遺伝子疲労度を測る対象となるのが、テロメアの端にある「Gテール」。

この「Gテール」が短縮すると、疾患が発症しやすい状態になります。

しかしながらこのGテールは、生活環境などの改善によって、伸ばすことができます。

つまりテロメアテストを受ければ、

「遺伝子疲労度」をモニターしながら生活習慣の改善によって、

疾患にかかりにくい状態を維持できることが期待できます。