ホーリースピリチュアル・ファスティング 53 ファスティングの極みにいく 02 ファスティングの９つの到達点

ファスティングとは、

巡礼者だということを語った神父がおられますが、そうなのです。

所詮、私たちが持っているものは全て借り物だ

ということが分かるのが真のファスティングなのです。

そして私たちが持っている、すべてのものを捨て切たなければならないのです。

そうすると私たちはどのような困難が襲い掛かっても、

前進する力が与えられるのです。

そして私たちの心に希望を呼び起こし、

前向きの思考をもたらす力を与えられるのが真のファスティングなのです。

つまり真のファスティング体験とは、

あなたが今、所有しているもの全てを手離すことなのです。

私たちの人生は、得ること、所有することに執着していますが、

ファスティングは、すべて『手放す』ことにいきつくのです。

そして私たちは必ず、

いつか私たちは自分の生命を神へお返ししなければならないのです。

私たちは人生という旅人なのですが、

その旅はすべてを捨てるような巡礼の旅人なのです。

その意味では、ジョン・バンヤンはが書いた『天路歴程』のように

天への旅人に過ぎないのです。

そして私たちはファスティングすることで９つの到達点に行くことができるのです。

１・しょせん借り物だということを認識する

２・人間の心の中に前進したいという気持ちを引き起こす

３・私たちの心に希望を呼び起こす

４・前向きの思考をもたらす

５・未来への希望が再び生まれ

６・新しいことを受け入れやすくさせる

７・所有しているものから手を離すこと

８・全体として『手放す』ことにいきつく

９・いつか私たちは自分の生命を神へお返ししなければならないからだ

私も人生７０年、多くの愛する人との死別、離別を体験してきました。

その死別を通して、上記の９つのことは体験してきたことなのです。

ですからこのブログをお読みなる方も、

こうしたことは決して無関係ではないのです。

あなたにとって家庭に、肉親にそれがいつ起こるか分かりません。

そのたびに上記の９つをわが身に与えられるように

ファスティングで備えていきましょう。

その時が来てから慌てないようにしましょう。

そして人生は必ず、手放すことに行きつきます。

なぜならいつかすべてを神にお返ししなければならないからです。

その時まであなたは仮の宿なのであり、

人生、まさに幕屋、仮庵なのです。

それをファスティングしてこそ、明確な自覚を持つことができるのです。

そしてァスティングをする度に心や体に刻み込まれていくのです。

私も最近、ショートファスティングもしますし、

少食ファスティングもしますが、今、書いたことを追体験しています。

まさにファスティングは人生の最後に向けての備えの時なのです。

ファスティングなくしては、人生は実に虚しいものになります。

ですからファスティングが世界三大宗教が最も重んじるのは当然のことなのです。