ホーリースピリチュアル・ファスティング 51 ファスティングの霊的領域 05 ファスティングの極みにいくには喪失や断念の実行だ
本物のファスティングとは何かです。
「ファスティングによって自分自身の体のなかに空きペースができます。
それは自分自身の精神世界をもっとより深く、
よりよく感じることができるようにしました。
何かを得るときは、必ず、その前に喪失や断念があるのです。
逆にいえば、どんな苦しみも必ず、報われる日が来ることを、
信じられるようになるということなのです。」
この告白のように私も30年前のファスティング体験を想起しますと
私自身の体の中に張りつめていたあらゆる欲望
(ビジネス拡大、食欲、性欲、名誉欲、金銭欲などあらゆる欲望)が、
ファスティング体験したことで、
体の中に空洞のような不思議な空きペース(空間)が生まれ、
そこの新たな風が入ってきたのが明確に分かったのです。
使徒言行録
2:2 突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、
彼らが座っていた家中に響いた。
『神は言われる。終わりの時に、/わたしの霊をすべての人に注ぐ。
すると、あなたた
2:17息子と娘は預言し、/若者は幻を見、老人は夢を見る。
2:18 わたしの僕やはしためにも、/そのときには、わたしの霊を注ぐ。
すると、彼らは預言する。
私は高校時代からクリスチャンでしたが、
高校生活の末期に妹たちの私学
(すべてミッションスクールで全寮制なので教育費捻出のため)市役所に勤務し、
挙句の果てに家の莫大な借金で保険代理店を開始せざるを得ませんでした。
その代理店は順調な成長を遂げ、ある意味では成功していきましたので、
まさにあらゆる誘惑と欲望が襲いました。
そしてある意味では成功に有頂天になっていきました。
そのような中で、私は韓国でファステイングに出会ったのです。
韓国式のファスティング体験であったからこそ、
正しいBAIBLEファスティングに行き着いたのです。
そうでなければ間違った方向に悪魔に引きずり回されていたことは間違いありません。
そして私は体の中に空洞のような不思議な空きペース(空間)が
このファスティングで気づいたかこそ、その大きな空洞、
空いたそこに何と不思議な風が吹いたのです。
しかし、それには「喪失と断念」という代価、
つまりGodへのささげものが必要だったのです。
そして創造主なるGODは、思いもよらない方法で、
いけにえとして最初の妻を召し取られたのです。
看護師長を経験し、年2回の人間ドックをしていた妻(洋子)でしたが、
心臓麻痺であっという間にエリヤのように巻き上げられてしまいました。
私にはこのような「喪失と断念」を与えなければ、
拡大しすぎたビジネスの欲望から脱出することは不可能なだったのです。
しかし、そのために妻を召し取られたのです。
そこで私は大きな賭けをしました。
献身の道、つまり神に仕える道であり、しかも断食祈祷院を建設する道でした。
そのためにこれまで20年で築き上げた保険代理店のすべてを捨てました。
まさに「喪失や断念」の実行です。
しかし、ほんとうのみこころを知るためには、なお23年も要したのです。