40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

ホーリースピリチュアル・ファスティング 04 聖書を知らないとファスティングの本質は全く分からない 

西欧のキリスト教修道院は西欧のキリスト教を根底から支えています。

プロテスタントでスイスの作家であるヴァルター・ニクは次のように語っています。

 

カトリック教会は修道院の中に枯れることのない

井戸水の超水槽という宝をもっている。

この井戸水からキリスト教という土地を潤すすべての水が

こんこんと流れだしている。

この水なしには、その大部分が干しあがってしまうだろう。

歴史上、教会が衰退しつつあるときにそれを救ったのは、つねに修道院だったのである」

 

と喝破しました。

彼が言うようにカトリックの数多くの修道会が歴史を形成してきたのです。

そしてその修道会の中核がファスティングであったのです。

その事実を全く知らないのが日本なのです。

私が長く所属した無教会では2000年間果たして来た修道院

過去の遺産だとかそのような時代が終わったと軽視するほど愚かなことはありません。

無教会では二代目と言われる東大をトップで出た塚本虎二は、

終生、カトリックを攻撃していました。

塚本虎二全集(岩波書店)を読むと、その鋭い攻撃には驚きます。

しかし、彼の老後が痴呆性アルツハイマーであったことを思うと、

ほんとうに修道院ファスティングを知っていたのか疑わしいのです。

無教会では今もなお、ファスティングへのものすごいアレルギー反応がありますが、

これも塚本虎二以降の2代目からです。

なぜなら無教会元祖、内村鑑三ファスティングをしていたことが明らかなのです。

無教会が断食を軽視し、あざけり、アレルギーを起こしているようでは、

本来、修道院が連綿と継承して来た永遠の宝を知らずに、

これから衰退の一途をたどることは間違いアありません。

欧州の修道院は、この驚くべき宝の山を維持し、

2000年間にわたり時代に大きなインパクトを与えて来たのです。

そして修道院ファスティングは、決していかなる時代も喪失せず、

西欧文明をリードしてきたのです。

その事実を無教会のようにあざ笑い、断罪していたのでは話になりません。

ヨーロッパでは確かに修道院が観光化し、人がいないところもありますが、

修道院の精神的な種子は決して失っていないのです。

むしろ今日の私たちが修道院ファスティングを継承し、学ぶ必要があるのです。

私は30年前、韓国で初めて断食祈祷のパワーに触れました。

それゆえに保険代理店経営を投げ捨て、ファスティングの世界に入りました。

韓国はプロテスタントが主流でしかも聖霊ペンテコステ)派が主流ですが、

修道院ファスティングに迫る勢いです。

ただ問題は韓国の場合、

カリスマチックになって大きな問題を引き起こす異端教派が出てきていますので

要注意ですが、それでも韓国のキリスト教会は断食祈祷(ファスティングプレイズ)

がベースになっています。

韓国内には少なくとも2000以上の断食祈祷院があり、

韓国のキリスト教会をリードしています。

そしてファスティングの根源は聖書にあります。

その聖書をまったく読まずしてファスティング施設を経営すること、

またファスティング指導者と称して各地で断食を普及する者どもは、

愚の骨頂だと言わざるを得ません。

聖書はスマホなどでダウンロードできますので、

いつでも読むことが可能です。

特にアメリカのキリスト教会の数億の献金

日本の俳優、声優など120名が参加して生み出された

「聴く聖書」は最高の出来栄えです。