40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

健康リスクマネジメント 115 病気を予防する 10 ドロドロ血液にしない 01 ドロドロの血液って、どんな状態? 

生き物が生命を維持するためには、

全身の細胞に栄養素や酸素を行きわたらせなければなりません。

また、体の中で役目が終わったもの(代謝産物)や二酸化炭素は、

体の外へ運び出さなければなりません。

こうした運搬を担っているのが、全身を巡っている血液です。

しかし、血液がドロドロだと、これらがスムーズに行われなくなってしまいます。

では、血管の中をドロ~っとした血が流れているというわけではないのです。

血液がドロドロとは、赤血球や白血球、血小板の量や質に異常が起こり、

血液が流れにくくなっている状態のことを言います。

 

1・赤血球が増えると

体が脱水状態になると、血液中の液体成分が減り、赤血球の割合が多くなります。

そして血液が流れにくくなります。 

 

2・赤血球が硬くなる

糖尿病などが進行すると、赤血球の柔軟性が失われ、

血液が血管の細いところを通りにくくなります。

 

3・血小板が固まりやすくなる

肥満傾向にある人、また水分不足や飲酒などによって、

血小板が固まりやすくなります。

 

4・白血球がひっつきやすくなる

風邪など体に炎症反応があると、白血球は細菌を探すために粘着性を高めます。

そのため、血管にひっつきやすくなり流れを悪くします。

またストレスや喫煙によっても粘着性が高まります。

このような状態になることで、血管にコレステロール中性脂肪が付着したり、

狭くなった血管を無理に血液が流れようとして、

血管に圧がかかり高血圧の原因にもなります。

そして、脳梗塞心筋梗塞動脈硬化などのリスクが高まってしまうのです。

上記1のように水分不足(乾燥)の他にも、

血液がドロドロになる原因には食事や運動などの生活習慣が大きく関わります。

まずは、考えなければならないのは、『食事』です。

脂身の多いお肉や、アルコール、スナック菓子や

甘いお菓子が好物という方も多いかもしれません。

しかし、摂りすぎは血液ドロドロを招く原因になります。

そこで、「分かっていてもやめられない・・・」という方は

食の根本的な見直しが必要です。そして次に『運動』です。

適度な運動は血液の健康だけでなく、体全体の健康においてもとても大切です。

ただし、いきなり激しい運動をするのはかえって危険な場合もあります。

まずは、ウォーキングなどの軽めの運動から始めて、

うまく生活の中に取り入れていきましょう。

エレベーター、エスカレーターの習慣を、階段に変えるとか

普段自転車や車で移動しているところを徒歩に変える、

また、一駅手前で降りて歩く。

そして一番大事なのは、水分補給ですが、

‘暑い日や汗をかく日だけ飲む’ではいけません。

日頃からこまめな水分補給を心がけましょう。

さらに、寒いとついつい熱いお風呂に長く浸かりたくなりますが、

これも気付かないうちに脱水状態がすすんでしまいますので、注意が必要です。

このように、生活の何気ないところに血液ドロドロを招く原因が潜んでいるのです。