40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

健康リスクマネジメント 72 病気の方程式 63  静脈血栓 05 

予防の予防は

 

深部静脈血栓症のリスクを完全に排除することはできませんが、

軽減する方法は以下のようにいくつかあります。

 

・体を動かす

・抗凝固薬

・間

・欠的空気圧迫装置

 

予防手段は、危険因子および患者個々の特徴に基づいて選択します。

飛行機旅行などで長時間にわたり体を動かせない状態にある人や、

簡単な手術を受けるものの、そのほかには深部静脈血栓症の危険因子がない人など、

深部静脈血栓症のリスクが低い人では、簡単な対策を行うことができます。

このような場合は、長時間の飛行機旅行中の起きている間は、

脚を挙上し、足首を曲げ伸ばしする運動を30分毎に10回行い、

2時間毎に歩行とストレッチを行います。

深部静脈血栓症のリスクが高い人では、

予防的な治療を追加する必要があります。

リスクが高い人には以下のような人が当てはまります。

 

・簡単な手術を受ける予定があり、深部静脈血栓症の危険因子

(がんや過剰な血液凝固など)がある人

 

・危険因子はないが、大手術(特に、整形外科手術)を受ける人

 

重篤な病気(心臓発作、重篤なけがなど)により入院している人

 

 

このようなリスクが高い人では、脚を挙上し、

可能な限り早急に体を動かして歩きはじめる必要があります。

これに加え、

ヘパリン、エノキサパリン、フォンダパリヌクス、ワルファリン、

リバーロキサバン、アピキサバンなどの抗凝固薬を使用することができます。

これらの薬剤は、血液の凝固機能を低下させることで

深部静脈血栓症の予防に役立ちますが、

過剰出血のリスクがわずかながらあります。

そのほかに、リスクが高い人で血栓を予防するには間欠的空気圧迫法が効果的で、

特に出血のリスクが高い手術を受ける人や、

重篤なけがをしたばかりで抗凝固薬を使用できない人などで役立ちます。

通常は合成樹脂でできた装置(カフ)を脚に巻き、

これに電動ポンプで空気を送り込むことで、

自動的に膨張と収縮が繰り返されます。

それにより、ふくらはぎを繰り返し圧迫して、静脈の血液を送り出します。

この装置は手術前に装着し、手術中も着用したまま、

さらに手術後も歩けるようになるまで使用します。

圧力の強い弾性ストッキングを継続して着用していると、

静脈がわずかに狭くなって血流が速まり、

結果的に血栓が形成されにくくなることがあります。

しかし、弾性ストッキングでは深部静脈血栓症の発生を十分に予防することはできません。

また、誤った安心感のために、

より効果的な予防法を講じようとしなくなる可能性もあります。

着用法が適切でないと丸まってしまい、

脚の血流を遮断して問題を悪化させる可能性があります。

 

 

MSDマニュアル家庭版「深部静脈血栓症」を参照しています。