少食ファスティングの基礎 玄米菜食 112 玄米食で病を癒す 33 精神系の病気を改善する玄米食 01 増加するうつ病と認知症 01
2017年は世界保健デーでテマは、うつ病年でした。
この年の日経新聞は、このように報道しています。
「世界保健機関(WHO)は、
世界でうつ病に苦しむ人が2015年に推計3億2200万人に上ったと発表した。
全人口の約4%に当たり、05年から約18%増加した。
世界的に一般的な精神疾患になりつつあり、若年層の自殺増にもつながっているとして、
早急な対策が必要だと指摘した。
地域別ではインド、中国を抱えるアジア・太平洋地域で全体の約48%を占め、
日本は約506万人。
厚生労働省によると、うつ病など気分障害で医療機関を受診している人は
約112万人(14年)だが、WHOの統計は専門家による推計値のため、
医師にうつ病と診断された人以外も含んでいる。」と。
日本では506万人は想像以上に高い数字です。
厚生労働省が3年ごとに全国の医療施設に対して行っている「患者調査」によると、
平成26年に医療機関を受療したうつ病・躁うつ病の総患者数は112万人です。」と発表しています。
また経済同友会サイトではこの年に下記のように発表しています。
・・・厚生労働省の調査によりますと、わが国のうつ病患者の数は1996年に43万人だったものが、
2008年には104万人と、12年間で2倍以上に増えました。
これはストレス社会の中で患者数が実際に増えていることもありますが、
うつ病に関する啓蒙が進み、
精神科や心療内科を受診する心理的な抵抗が減ったことも影響していると思われます。
また、わが国の地域住民4134名を対象に、こころの健康状態を調べた研究によりますと、
生涯に16人に1人(生涯有病率6.2%)が、
過去1年間に50人に1人(12か月有病率2.1%)がうつ病を経験していたと推計されました。
この頻度を20歳以上の人口に当てはめて計算しますと、
過去1年間のうつ病罹患者数はおよそ210万人となります。
過去1年間で21.6%、生涯でも29.0%と低く、
多くのうつ病患者が未治療であることが明らかになりました。
近年、年間の自殺者数が3万人前後で推移し、自殺予防対策が進められるなか、
自殺の背景として影響の大きいうつ病に対する治療の重要性が高まっています。
わが国における自殺企図者を対象に精神疾患との関連を検討した研究によりますと、
何らかの精神疾患を抱えている割合は4分の3にのぼり、
その内訳ではうつ病が半数近くを占めることが明らかになりました。・・・
この3つのサイトで明確なのですが、日本では深刻な問題となっているのです。
また認知症も急増しているのです。