40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

断食救人類の書 288 少食は救国、救人類となる 74 少食する効果04 少食ファスティングを継続するコツ 01 ジェロントロジーに生きる 01

少食健康法を58年間、唱え続けられた甲田光雄医師は、

「断食・少食健康法」で、

 

「(当院で厳しい少食をある期間実行し、その少食にも慣れてくると、

もはやそれが特殊な食生活であるという観念が薄れてきます。

まさに少食に病なしで、それが終生の習慣になってこそ価値が現われてくるのです。

単なる思いつきや一時的な戦略としては後が続かず、

またもとの大食、飽食に戻ってしまうのが常のようです。

大切なことは少食の習慣を身につけることです。

少食の実行も、この域にまで進まないうちはまだ本物とはいえません。」

 

と書いておられますが、甲田医師が言われる「少食の習慣を身につける」ことが第一です。

これは意思の問題であると同時に自分の人生設計でもあるのです。

寺島実郎さんが、「ジェロントロジー宣言」というNHK新書の中で

「100歳を行く抜く、知の武装(ジェロントロジー)が必要だ」と提言しておられます。

私は100歳をめざすという目標設定さえあれば、まず資本は健康であり、

健康を生き抜くことこそ知の武装(ジェロントロジー)の基礎だと思いますので、

少食に移行する強い意志を持っていただきたいと念願しています。

ジェロントロジーに生きるとは何かを考えてみましょう。

 

1・医療(からだ)エロントロジー

日本の平均寿命は世界一ですが、健康寿命はそうではありません。

およそ10歳も下回ります。現在の日本の医療費(2015)では年間、42.4兆円ですが、

その6割を60歳以上が占め、その5割は70歳以上です。

10後の2025年には、52兆円となる予想です。

介護職員数は、2000年度が55万人が2015年に183万人、2025年は247万人、

2035年には300万人、2050年には500万人も必要だということです。

このままでは医療費、介護費破綻は間違いのないことになり、

高齢者の健康寿命をアップさせ、病気にならないための医療が必要とされてきます。

からだだけではなく、高齢者の孤独問題もクローズアップされています。

 

2・金融(おかね)エロントロジー

今、日本の金融資産の保有状況をみますと60歳以上が貯蓄の6割、

有価証券の7割を保有するということで

アベノミックスの株価アップ政策に拍手を送る60歳以上の人々は、

シルバー・デモクラシーではなく、エコノミックオンリーというデモクラシーを選択しています。

今、高齢者人口3400万人のうち15%の500万人は金融資産が5000万以上。

また20%の700万人は金融資産が1000万以下で年金と所得の合計は200万以下で

下流老人」といいます。

残り2200万人は中間層老人で病気、介護、事故でいつでも「下流老人」に転落する層なのです。

ゆえに今、生活保護受給者164万世帯の半数が高齢者世帯となっています。

金融エロントロジーはすでに保険会社、証券会社がそのものの名前で商品化しているほどですが、

それだけのマネーゲームでよいのかです。

アメリカが今もそうですが、かつての明治時代でもあった若者を育てるための投資が本来、必要なのです。

自分の欲望を満たすためだけの金融エロントロジーだけでは

あまりにも空しいのではないでしょうか。