相次ぐ自然災害の意味するもの 02
「滋賀県は台風もあまり来ないし、地震もないので住みやすいとこですいよ」と
言っておられましたので安心していました。
しかし、いきなり昨年、8月に豪雨で近くを流れる安曇川の増水で朝、
ゴーと流れる川の音で目が覚めるということから始まり、
同年9月には猛烈な強風で湖西線の電柱がなぎ倒されるという災害が発生しました。
また、今年になって大阪北部の地震でアラームがけたたましく鳴りました。
そして台風20号、21号が相次いで関西を急襲。
今現在でも2000戸もあるなど信じられない災害が相次いでいます。
関空閉鎖は観光客の激減となり、大阪の繁華街は外人の客はまばらとか。
このような相次ぐ自然災害が観光で潤う関西を直撃していますが、
そのさなかに6日早朝、北海道の中心、札幌、千歳、苫小牧などを震度7の地震が襲いました。
こうした関西圏を襲う台風、地震、そして北海道を襲った地震は、
というネットの書き込みなど多数みられます。
熊本大地震もそうでしたが、
今年の大阪北部地震でもここに住んでおられる方たちの大半が、
うちには地震は起こらないとか台風は来ないからとか
今まではそのような災害が起こっていない、
と安心しきっておられる方が多かったようです。
ですから滋賀県は台風も地震もあまりないというのは何も根拠もないし、
むしろ一番、危ないことなのです。
8月上旬に発売された週刊現代では、
「横浜にまもなく大地震。そのとき何が」という特集を組みました。
横浜に大地震の可能性が大きいということは
首都圏が関東大震災のような大地震に見舞われるということになるのです。
1923年(大正12年)の関東大震災では、
横浜を直撃。家屋倒壊が東京、12000棟、横浜は16000棟。
津波もこの時に横浜を襲い、300人が津波に巻き込まれて死亡しています。
その横浜が最も大地震の可能性が高く、
耐震性の建築がおおくなったとはいえ危ないと週刊外題では指摘されています。
特に危険なのは中華街で大火災が発生し、
横浜港は津波対策がないので東北のような地震が来たら甚大な被害となるというのです。
また横浜市庁舎、神奈川県庁舎は建築50年を超え、
震度7に耐え得るか分からないというのです。
横浜のシンボルである山下公園は地震発生時の広域避難場所なのですが、
大地震では最も危ないというのです。
液状化で沈没の可能性が高いというのです。
このような横浜への警告は、
私たちへの警告として備えていかなければならないようです。