40日ファスティング経験者の本音!

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超少食実践者 コルナロ語録・解説 11  老境で素晴らしい生活を味わえる

【コルナロ語録 11】
私の老境(83歳)では、素晴らしい生活を味わっている。
そのことは多くの者が証言している。誰の手助けもなく馬に乗れるし、山にもやすやすと登れる。
気分はいつも爽快であるし、倦怠感、生活の疲労感など無縁である。
1日のかなりの時間、見識豊かな人々の会話。
それ以外には読書を友としているし、その後でペンを執る。
執筆こそこの世の中にもっとも役に立ちことであるからだ。
食事については、豪華な食事よりも質素な食事を好んで食べる。
また眠りも快適である。どこであろうともすぐ熟睡できる。
しかも見る夢はどれもが楽しいものばかりだ。
また、国家に対する貢献も大きな喜びとなっている。
排水工事による土地の改良事業である。
この種の事業はかなりの数に上るが、顧みれば、当初は一つの事業が完成するまでには、
ほんとうに生きているのかどうか常に不安がよぎった。
しかし、そのような心配が今はない。そしてどの事業も完成させることができている。
どこでどうあろうとも規則的な超少食に心がけているゆえである。
以上、今私が楽しんでいることの事例からも他の老人たちと比べてみれば、
私がいかに幸福な日々を送っているか分かるであろう。
いや、若者たちと比べてもそういえるだろう。
それは若者たちにしかない悩み、葛藤、自分を苛む情動がないからだ。
私のささやかな楽しみなのは、83歳のこの年齢で健全で面白い喜劇を書いていることだ。
 
 
(83歳の講和-01「無病法」42-43頁から)
 
 
  【解説 11】
83歳のコルナロの心境は、ちょうど日野原重明医師(聖路加国際病院名誉院長・20177月18日105歳で召される)と酷似しています。
コルナロはカトリックの信徒。
日野原先生は、プロテスタントの信徒であり、80歳を超えてから二人とも猛烈な仕事です。
特に書き物はお二人とも凄かったのです。
その原動力は、二人とも超少食であったことです。
そしてクリスチャンとして、死を克服した生き方、
つまり天国をめざす永遠のいのちの生きる喜びを味わっていたことです。
老境で人生の豊かさを味わうということほどすばらしいことはありません。
旧約聖書ヨエル書に「老人は幻を見る」とありますが、
老いてもビジョンを明確に見ることができるというのは、
まさにコルナロのような生き方をいいます。
日野原さんも80歳、90歳でも大きなビジョンを持っておられました。
それは世の中にお役にたちたいという精神です。
藤樹の宿の働きのそうです。
代表の私も残された生涯は、そのような生き方を選択していきます。
藤樹の宿の精神は一にも二にもそれです。
そのために体をと整えていこうとする方をサポートしていきます。
ともにコルナロをめざしましょう。
コルナロは83歳で喜劇を書いているといいます。
この年齢でもどんどん創作できるのは、体調が常にベストでないとできません。