40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

ファスティング(断食)で改善可能な症状 44 慢性胃炎

Yahooヘルス(要旨)
1・どんな病気か
 胃のなかには、0.1規定の塩酸(胃の壁細胞で作られる純度の高い塩酸)が常時存在していますし、食物自体も物理化学的に胃粘膜を障害する可能性があります。
したがって、年齢が増すごとに胃の粘膜は荒れていくというのが、これまでの常識でした。
そのため、慢性胃炎は加齢に伴う現象である、という説が日本の学会では主流を占めていました。
しかし、この考え方を一変する事件が1982年に起こりました。
それはピロリ菌の発見です。
この菌の発見によって慢性胃炎の大半はピロリ菌の長期感染によって引き起こされることが明らかになってきました。
 
2・原因は何か
 
 慢性胃炎は、急性胃炎のように完全に治りきることはまれといわれています。
病理学的にみると、当初は表層性胃炎と呼ばれるリンパ球を中心とする炎症細胞浸潤しんじゅんがみられます。
胃炎が長期化してくると、胃粘膜は次第に萎縮し、胃酸や粘液を分泌しない状態になり、萎縮性胃炎と診断されます。慢
性胃炎の成因のほとんどがピロリ菌感染であることが明らかになってきています。
ピロリ菌感染がなければ、70歳以上の高齢者でも萎縮のないきれいな胃粘膜をみることができます。
 
3・症状の現れ方
 
比較的多くみられる症状は、上腹部不快感、膨満感、食欲不振などのいわゆる不定愁訴と呼ばれるものです。
ですから症状だけで慢性胃炎を診断することはできません。
もちろん、胃の炎症症状の強い時には、吐き気や上腹部痛などの急性胃炎症状が出てきます。
 
 
4・検査と診断
 
内視鏡検査で胃粘膜の萎縮所見を認めれば、容易に診断がつきます。
萎縮のある胃粘膜は、表面が滑らかではなく血管が透けて見える所見がみられます。
正確な診断には、組織の一部を採取して調べる生検による病理学的検索が必要です。
 
5・治療の方法
 
慢性胃炎の本態が萎縮性変化なのですから、根本的な治療法はないことがおわかりいただけると思います。
日本では、症状に合わせて治療を行っている医師が大半と思われます。
もたれ感、不快感などの胃の不定愁訴には、胃の運動を改善する薬剤や胃の粘膜を保護する薬剤が処方されます。
き気、上腹部痛などが強い場合は、急性胃炎に準じて制酸剤やH2ブロッカーなどが投与されます。
 
 
【甲田医師のコメント】
 
慢性胃炎、慢性腸炎、胃腸虚弱は、半日断食で改善されます。
胃腸の状態をよくして健康体を取り戻せます。
現代は過食、飽食で慢性的に胃腸が疲れているのです。
慢性的に食べ続けているために胃腸が疲れているサインが分からないのです。
ですからこの場合、半日断食をするしかありません。
胃腸の調子がよくなればさまざまな症状が解消されます。
  
藤樹の宿コメント】
 
藤樹の宿では、発酵薬膳を少しだけ食べて、ゆっくりくつろぎ、胃を休めていただきます。
胃には定期的な休息が必要なのです。
私たちが週1回、日曜に休むようにです。
藤樹の宿のプログラムを全うしていただければ、慢性胃炎は知らないうちに改善されていくのです。