ファスティング(断食)効果を試そう 10 からだに潜む宿便の除去
ファスティングをなぜするのか、一言でいえば私たちの中にある宿便を完全に除去するためだといえるでしょう。
しかも、からだの腸内に溜まった宿便だけではなく、こころの中にある宿便も洗い流すことも含めてです。
まずからだの中にある宿便についてお話をしましょう。
まず宿便は間違いなくあなたのからだにへばりついています。
ただ宿便と便秘の滞留便とは根本的に違います。
宿便とは、腸内のひだや繊毛にひっかかった食物カスなど堆積されたヘドロなのです。
まず、私たちは10ヶ月、母親の体内で暮らしていた時にできる宿便が、産まれ出た時に出ます。
これを「胎児便」といいます。
それからまた、カスが腸内に溜まり始めます。
それが「宿便」なのです。
ですから便秘で溜まった便ではありません。
この腸内にへばりついたヘドロを除去しない限り、ほんとうの健康を維持できないのです。
また、こころにもヘドロはあります。
それを聖書では「罪」といい英語で「sin」といい「まとはずれ」という意味があります。
つまりどこかにこころのピントが合っていないこと、本来、戻らなければならないところにいないことをsin=罪といいますので、まさに体内の宿便と同じようにこころにsinがへばりついて、様々なこころの病を引き起こしています。
腸内の宿便は、健康をそこね、老化を促進するもので、除去しないと様々な病気を引き起こします。
宿便の完全な除去は、徹底した水断食を長期期間すれば、確実に出ますが、これは大変な難行、苦行となってしまいますし、方法を間違いますと死んでしまう危険なことなのです。
そこで少食断食でスムーズに出すこと、それが「藤樹の宿」で実施している「発酵薬膳ファスティング」なのです。
さて、宿便ですが、大半は食事内容と運動不足で溜まっていきます。
一般的に女性の方が男性より宿便の溜まりが3倍くらいは多いのです。
理由として、女性は男性ほど筋肉を使わないので、腸内の筋肉も動かないことや女性特有の冷え症などで腸内環境が悪く、宿便も溜まりやすいのです。
また男女関係なく、腸内環境の悪化は、超粘膜の移送能力が衰え、その結果、未消化、未吸収食物が腸壁に付着残存していきます。
腸壁に残物が付着しますと、腸粘膜細胞の働きが活発にならず、ますます残物が溜まり、排泄できなくなるという悪循環が生まれます。
排水管にゴミやヘドロが溜まるのと同じ理屈です。
腸は消化器官の中枢部であり、ここにゴミが溜まったのでは大変なことになります。
すぐ命には直結しませんが、このようなゴミ=宿便が腸の消化分解能力を低下させ、毒素を発生させ、悪い菌が増殖し、血液を汚します。
そして様々な病気を発生させます。
私たちの「藤樹の宿」では、完全な宿便の除去を強力に支援し、長きにわたってサポートしていきます。