40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

発酵食で病気知らず 01 腸内環境 01 免疫システム 01 

現在、新型コロナウイルス感染症は、第7波が猛威を振るっていますが、

この感染症の死者は高齢者や基礎疾患がある方々が重症化しています。

今日まで、全世界的に大きな社会問題となっていますが、

人類発症から今日までたえずこのようなウイルス感染症と闘ってきたわけです。

私たち人間が持っている免疫システムは、

そもそも異物からからだを守る働きを持っており、

感染症と闘う一番重要な仕組みを担っています。その免疫システムは、

 

1・自然免疫システム

2・獲得免疫システム

 

の2つのシステムから成っています。

 

まず、1の自然免疫システムとは

沢山の種類の細胞が複雑に助け合って体を守る仕組みを作っているため、

私たちはこの仕組みをシステムと呼んでいます。

自然免疫システムは病原体が体の中に入ってきた時にいち早く反応して

病原体を攻撃し、病原体が急激に体の中で増えないように抑え込もうとします。

自然免疫システムは病原体の種類を問わず、相手がウイルスでも

細菌でもとにかく早く病原体を攻撃できるという特性を持ちます。

一方で、病原体側もなんとかこの自然免疫の攻撃から逃れようと、

色々な工夫をしていますので、自然免疫システムだけで、

世の中に存在する病原体すべてと十分戦えるかというと、

残念ながらそうではありません。それを助けてくれるのが、

獲得免疫システムです。

 

では2の獲得免疫システムは、

獲得免疫システムは、病原体それぞれの特徴を細かく見分けて

強力に攻撃をすることができるので、

より効果的に病原体を押さえ込むことができます。

はしか(麻疹)にかかった人は2度とはしかにかからず、

水ぼうそう(水痘)にかかった人は2度と水ぼうそうにかからないことは

よく知られます。「免疫ができた」といいます。

しかし、はしかにかかった人も水ぼうそうにはかかります。

水ぼうそうにかかった人もはしかにかかります。

これは、はしかに対する獲得免疫ははしか専用で、

水ぼうそうに対する獲得免疫は水ぼうそう専用だからなのです。

ウイルスは自分単独では増えることができません。

私たちの細胞に入り込んで細胞を乗っ取り、その中で増えます。

ウイルスは私たちのからだの表面を覆う皮膚や粘膜

(鼻やのどの奥、消化管、生殖器など)から侵入します。

たとえば、新型コロナウイルスが感染すると、

感染した細胞の中で1個のウイルスから1,000個程度のウイルスが作られます。

できた1,000個のウイルスが周りの細胞に感染すると、

その次は1,000x1,000で100万個のウイルスが産まれるので、

すごい勢いでウイルスが増えていきます。

これに対抗して、細胞側はウイルスが感染すると

インターフェロンというタンパク質を分泌します。

インターフェロンを受け取った周りの細胞は

ウイルスに感染しにくいように性質を変えることで

ウイルスの広がりを抑えます。

また、ウイルスが感染した細胞は血液中を流れるNK細胞と呼ばれる白血球によって

攻撃され、殺されます。

このように、感染後すぐにウイルスと戦う免疫の仕組みは、

私たちがうまれながらに持っている仕組みで、

「自然免疫システム」と呼びます。

ちなみに、ウイルスではなく細菌の感染に対しては、

顆粒球やマクロファージと名付けられた白血球が

細菌を細胞内に取り込んで(いわば食べて)殺菌します。

これらの自然免疫システムはウイルスの種類や細菌の種類を問わずに働きますので、

最前線の防御システムといえます。

しかし、これでも万全ではないために、次に獲得免疫システムが働きます。