40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

ハーブ療法 10 風邪 02 セージを使用する

その次はセージです。

セージには、優れた抗菌力で風邪・感染症を予防します。

また、セージには、強力な抗菌作用や抗ウイルス作用があることがわかっており、

風邪や感染症の予防効果が期待できます。

そしてセージの抗菌力は、同じシソ科のハーブであるタイムや青じそに比べて

より強いという実験結果も発表されています。

報告によれば、胃炎の原因となるピロリ菌や、

虫歯の原因となるミュータンス菌に対して、

セージがより強い抗菌力を発揮したといいます。

セージのハーブティーはうがい薬としても利用することができ、

風邪やインフルエンザが流行する季節や、

のどに痛みや腫れが生じたときに役立ちます。

また、口内炎や歯肉炎など口内のトラブルにも効果的です。

さらにセージには、抗酸化物質の一種であるポリフェノールが豊富です。

抗酸化物質とは、老化・がん・生活習慣病などの原因となる活性酸素を除去する

作用をもった栄養素の総称です。

セージには、脳の健康を維持するロスマリン酸・紫外線から

皮膚を保護するカルノシン酸などが含まれています。

ポリフェノールは野菜や果物に多く含まれますが、

セージのポリフェノール含有量はほうれん草の44倍という報告もあり、

セージは、食品のなかでも非常に特に強い抗酸化作用を持ったハーブです。

セージには脳の働きを良くし、

記憶力・注意力・集中力を高める作用が認められています。

軽度から中等度のアルツハイマー病患者に対して、

セージの抽出物が思考力や学習力を向上させる効果があるという

実験結果も発表されました。

脳の機能を高めるセージは、仕事や勉強で集中力を高めたいときにも

最適なハーブです。

セージの精油アロマテラピーで人気があり、

女性のホルモンバランスを整える作用が期待されています。

特に、セージの一種であるクラリセージには

女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするスクラレオールという

成分が含まれており、あらゆる女性の悩みに効果的です。

クラレオールは、PMS月経前症候群)や生理不順など月経にまつわる悩みから、

ホットフラッシュなど更年期に生じる諸症状の解消に役立つと言われています。

セージは、食用ハーブのなかでも非常に強い香りを持ったハーブです。

多く使用すると料理の風味を損なう可能性があるため、

セージを料理に取り入れる場合は、スパイスとして少量使うのがおすすめです。

セージの強い香りを楽しむには、オイルや酢に漬けて香りをうつしたり、

刻んだ葉をバターに混ぜ込んで使っても良いでしょう。

セージ独特のスッとする香りが苦手な方は、

甘い香りを持つパイナップルセージなど別の品種も試してみてください。

強力な抗菌作用を持つセージのハーブティーは、飲用はもちろん、

うがい薬として利用すれば風邪予防や口内炎の改善に役立ちます。

生のセージの葉を使ったフレッシュハーブティー

乾燥させた葉で淹れたドライハーブティーのどちらも抗菌作用があるので、

水でのうがいに物足りなさを感じたときは

セージティーのうがいを試してみてください。

セージには女性ホルモンに似た成分が含まれており、

母体に何らかの影響が出る可能性があるため、

妊娠中・授乳中の使用は控えましょう。

セージはアメリカの食品医薬品局(FDA)によって安全性が認められ、

香辛料としての使用が承認されている食品です。

ただし、セージを大量に摂取することで、情緒不安・嘔吐・めまい・頻脈・

ふるえ・腎障害吐きなどの副作用が生じる可能性があるため、

食べ過ぎないように気を付けましょう。