40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

ほんとうに怖い人工甘味料 16 スクラロース 02  

スクラロースは1991年にカナダで食品への使用が初めて認可されました。

その後、米国食品医薬品局(FDA)や欧州食品安全機関(EFSA)を始めとする

各国の規制当局や、FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)でも

スクラロースの安全性が確認され、使用が認められています。

日本では1999年7月30日に食品添加物に指定され、

使用基準および成分規格が定められました。

しかし、日本ではスクラロース単品は食品加工会社や製薬会社などの

企業向けに出荷されるのみであり、

一般向けには直接市販されていないのです。

海外サプリメントメーカーのMyproteinが一般向けに販売しており

ネット通販などで比較的容易に入手可能です。

アメリカ合衆国ではスプレンダ (Splenda) の商標で販売されており、

コカコーラやペプシからスプレンダを使用したコーラが販売されました。

日本でも、コーラや缶コーヒーなどでアスパルテームアセスルファムカリウム

併用したものや、単独で使用した商品(シュガー・カットなど)が販売されています。

スクラロースはショ糖(スクロース、砂糖)の約600倍の甘味を持つ甘味料です。

高甘味度の甘味料として知られるサッカリンステビアは官能試験で苦味や

渋味が指摘されていますが、スクラロースにはそれがほとんど無いとされいます。

またスクラロースは後甘味で後引きがあり、

ショ糖に似たまろやかな甘味と表現されています。

さらに、他の糖類や高甘味度の甘味料と併用すると甘味度、

甘味質とも増強する傾向があり、しばしば他の甘味料との併用で

清涼飲料水やアイスクリームなどに使用されています。

また甘さを付与する以外の目的では、酢カドを取り除く酢なれ、

塩のシャープな味(塩カド)を和らげる塩なれ、豆乳などの豆臭の緩和、

エタノールの刺激を緩和する作用などがあります。

微量添加することにより辛み・乳感・ボディ感(コク・深み)の

増強効果があるのです。

ヒトはスクラロースに甘味を感じるが、

ショ糖のように体内で炭水化物として消化・吸収されることはないため、

生理的熱量はゼロです。

また、スクラロース自身は、非う蝕性で、

虫歯の原因にならないことが報告されています。

スクラロースは親水性の化合物であり、スクラロース分子のままであれば、

食物連鎖によって蓄積され、生物濃縮が起こる可能性は少ない。

ヒトがスクラロースを経口摂取しても、24時間後に

ほぼ100%が代謝・分解されることなく排泄されるため、

血糖値にも影響を与えないといいます。

ただ安全性については長期で検証する必要があります。

スクラロースは分子あたり3つの塩素原子を含む有機塩素化合物であり、

ダイオキシンDDT、PCBsとの類似性から危険性を指摘する説もありますが、

それら有害な有機塩素化合物とは異なり、ヒドロキシ基を多く持つため、

親水性で素早く排出され、炭素-炭素二重結合を持たず、

多量に投与しても神経毒性や脂肪への蓄積を示さず、

体内で塩素を遊離することもないといわれています。

消化管ではほとんど吸収されず、

ヒト、イヌ、ラットなどの研究ではわずかに抱合されるのみで、

代謝加水分解を受けた形跡もなかったようです。

今のところは発がん性や催奇性、遺伝子への影響も認められておらず、

そのような影響を及ぼし得るような構造も持っていないといわれています。

現状、糖尿病患者や子供を含めても、人口の大半で摂取上限を大きく下回っています。

一方、極端な高温や低pH環境では、分解され危険な有機塩素化合物

生じることがわかっています。

しかしながら、一般的な調理環境、使用量ではそういった物質は多量には生じないため、

焼き菓子などへの利用であっても危険ではないと考えられているのですが、

検証は長期にならないと分かりません。

いずれにせよ多くの国で食品添加物として認可されています。

 

アジア

日本、インド、韓国、中国、香港、台湾 など

 

北米

アメリカ合衆国、カナダ

 

中南米

アルゼンチン、チリ、ブラジル、ペルー、メキシコ など

 

ヨーロッパ

EUの加盟各国、スイス、ロシア など

 

オセアニア

オーストラリア、ニュージーランド

 

中東

イスラエルカタールサウジアラビア など

 

アフリカ

タンザニア南アフリカ