40日ファスティング経験者の本音!

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健康リスクマネジメント 275 ウイルスに勝つには免疫力だ 20 免疫力とは何か

さて石原先生の免疫力アップについての本論に迫っていきましょう。

まず「免疫」とは「免疫」の「疫」は「病」なので「病を免れる」という意味です。

子育て用語辞典には「免疫」について次のような解説がなされています。

 

・・・「自分と違う異物」を攻撃し、排除しようとする人間の体の防御システム。

動物にもこのシステムがあります。

たとえばウイルスや細菌など病気の原因になる微生物(=病原体)が

体内に侵入したときも、体は「自分とは違うものが入り込んだ」と判断し、

排除しようとします。

特定のもの(たとえば、麻しんのウイルス)などに対しては、

細胞が「これは麻しんのウイルス」と覚えます。

2度目に麻しんウイルスが入ってきたときは、

記憶していた細胞が

「麻しんウイルスだけに反応する対抗物質(抗体:こうたい)」をたくさん作り、

撃退します。

一度かかれば二度はかからない病気があるのは、このためです。

予防接種もこの免疫システムを利用したもの。

病気の原因となる

ウイルスの毒性を弱めたり活動しないように処理して(=ワクチンのこと)

体内に入れ、抗体をつくります。・・・

 

いずれにせよ人間に本来備わっているものなのです。

ではどうして免疫力の高い人と低い人がいるのか。

石原先生は多くの人を診察してきたことから

 

「健康長寿を保っている方は、生活のなかで、

極めて自然に健康になるための習慣を実践している方だといえる。

そして自分の本能の声に忠実な方だ」と言われます。

 

つまり文明が発達し、本能の声を聴くことは不可能かもしれませんが、

できるのだと石原医師は言われます。

それは人間の本能は必ず、

「健康であること、元気であることを」を求めるからだと言います。

しかし、文明の発達はそうさせない魅惑、誘惑をもたらすのです。

今日の時代、吐いて捨てるほどの健康法、ダイエット法が出ては消えていきます。

コロナ時代にどれを信じていいのかさえ分からなくなり、悩む方も多いのです。

しかし、

「健康=免疫力」は意外にシンプルで、

体のここちよさで測ることができる、と石原医師はいいますが、

まさにその通りで、自分が朝、起きた時に分かっているのです。

まず、石原医師のそのチエックとは

 

□大小便の出がいい

 

□体が温まる

 

□なんとなく気分がいい

 

 

この3つのラブコールこそ、本能的なここちよさにほかならないのです。

そして人間には「ブラックボックスアレルギー」があると石原医師はいいます。

つまり見えない、正体の分からないものに対して過度に恐れることをいいますが、

日本はもともと見えない世界を知らないので、

世界でトップのコロナ自殺が多い国なのです。

日本の自殺率について、実は国内よりも海外ではかなり報道されています。

しかもFOXニュースの報道では、

新型コロナウイルスよりも自殺で亡くなった人のほうが多いという日本のニュースです。

もちろん単純にアメリカよりも新型コロナウイルス死者が圧倒的に少ない、

という事実があるため(アメリカ約26万人・日本約2千人)、

「コロナよりも自殺が多い!」というニュースに驚くのは、

知識不足の面もあるのですが、

ただし実際に日本の自殺者が増えていること、

そして海外先進国の自殺率より日本の自殺率が高いことは、

統計データで示されている事実です。

厚生労働省は今月、昨年2019年の「人口動態統計」を公表しています。

そこで驚かされるのは、15歳から39歳までの死因の第1位がいずれも「自殺」です。

5歳ごとの年齢階級別に表示される死因の順位を見るとわかります。

2人に1人がなるとされる「がん」よりも多いのです。

しかも、10歳から14歳まででは、「自殺」が死因の第2位を占め、

2017年には同年齢階級の第1位になっています。

さらには、昨年の統計で40歳から49歳までの死因の第1位は「がん」ですが、

第2位は「自殺」です。

50歳から54歳まででは「自殺」が第3位、55歳から59歳までで第4位、

60歳から64歳までで第5位に位置するのです。

国内の日本人の自殺者数は、3万2000人を超えた2003年をピークに、

年々減少傾向にある。

ところが、20代、30代の死因の第1位が「自殺」である傾向は、

もう20年以上変わらないで推移しているのです。

こんな国はない。

こんなに若者が自ら死を選ぶ国は、先進国といわれるなかでも日本だけなのです。