40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

健康リスクマネジメント 273  ウイルスに勝つには免疫力だ  18 過食、飽食が生み出す感染症 

『日本を襲ったスペイン・インフルエンザ 人類とウイルスの第一次世界大戦

について石原医師によれば、栄養状態が良好な人たちが一番の死亡率となった。

第二次世界大戦でも捕虜となり、

過密で最低栄養状態にある人々が様々な疫病の罹患率が最も低かった。

そしてエチオピア遊牧民に飢餓による食料を十分に配給したところ、

マラリアブルセラ病

波状熱やマルタ熱として知られブルセラ属菌による人獣共通感染症)、

結核などの感染症が突然に発症したのです。

これは食べ過ぎによる疫病の蔓延なのです。

また、インドでは乾季に草がなくなると家畜はやせ細りますが、

伝染病の罹患率は低下します。

しかし、雨期に入り、贅沢な餌を食べまくると一気に伝染病が蔓延するといいます。

また人間の世界でも同じで、極度の栄養状態が悪化している患者に

点滴で高栄養を与えると肺炎などの重篤感染症を引き起こすのです。

体に処理できないほどの栄養をとる事は、健康な体を病気にしてしまいうのです。

食は健康の根幹です。

しかし、食べ過ぎはNGなのです。健康を維持するには、少食しかないのです。

先回、引用したマレイ博士は、

 

「体が消費しきれないほどの食物を摂ると、老廃物、余剰物となってしまい、

病原菌の餌食となる」

 

と推論しています。

マレイ博士の実験から明らかに食べ過ぎが栄養過多になり、

免疫力が落ち、体を傷つけていくのです。

アメリカ国立老化研究所の実験では、

マウスを3つの分類に分けて経過観察をしました。

 

Aグループ・・・好きなだけ食べさせる

Bグループ・・・摂取カロリーを60%に抑える

Cグループ・・・1日おきに断食を好きなものを食べさせる

 

上記で一番長生きしたのは、Cグループでした。

しかも老化による脳の損傷もなく、アルツハイマー、パーキンソン氏病もなく、

少食がいかに好影響を与えたか証明されました。

そして一番短命だったのは、Aグループであったことはいうまでもありません。

先に書きましたようなローマ帝国の宴会に溺れて崩壊していった

ローマ帝国と同じような飽食に溺れていたら、

今は世界でコロナの死亡率が低いからと安心、油断はできません。

毎日、3食を食べているのは食べ過ぎの腹十二分です。

まさに上記のAグループのマウスと同じなのです。

免疫力が著しくするような過食、飽食を続ければ、

コロナはこれからひどく蔓延する日本となるでしょう。

コロナを吹っ飛ばすには、「栄養をつけるぞ」と

意気込むのは止めていただきたいのです。

その前にしなければならないのは、過食、飽食をまず止めることなのです。

コロナで重篤になった重症患者で、

高齢者と持病がある方を除くと、70%は肥満の方だと言われています。

過食、飽食は免疫力を弱めるだけことしかないのです。

マレイ博士やアメリカ国立老化研究所の実験で明らかに栄養過多は

様々な感染症を誘発するのです。

10年前に世界中を震撼させた狂牛病があります。

厚労省のサイトには次のような説明があります。

 

・・・牛海綿状脳症BSE)は、牛の病気の一つで、

BSEプリオンと呼ばれる病原体に牛が感染した場合、

牛の脳の組織がスポンジ状になり、異常行動、運動失調などを示し、

死亡するとされています。

かつて、BSEに感染した牛の脳や脊(せき)髄などを原料としたえさが、

他の牛に与えられたことが原因で、英国などを中心に、

牛へのBSEの感染が広がり、日本でも平成13年9月以降、平成21年1月までの間に

36頭の感染牛が発見されました。

 しかし、日本や海外で、牛の脳や脊髄などの組織を家畜のえさに混ぜない

といった規制が行われた結果、BSEの発生は、世界で

約3万7千頭(1992年:発生のピーク)から7頭(2013年)へと激減しました。

日本では、平成15年(2003年)以降に出生した牛からは、BSEは確認されていません。

厚生労働省では、最新の科学的知見に基づき、

国内検査体制、輸入条件といった対策全般の見直しを行っています。・・・