健康リスクマネジメント 181 食べる投資 02 常にハイパフォーマンスで生きるには

満尾正医師が書かれた「食べる投資」の序文で

「仕事をはじめとした自分自身の人生におけるすべてのことに、

常にハイパフォーマンスで臨みたい。

本書はそんな思いをいだくビジネスパーソンに向けて記したものです。

疲れにくく、風邪などの体調不良を寄せ付けず、太ることもなく、若々しさを保持する。

頭も常に冴え渡り、クリアな思考で物事をスムーズに、

意欲的に進められる人生を手に入れたい人に贈りたい」

ということを冒頭に書いておられますが、

要するにこれからのビジネスの最前線で働く者は、健康こそ資本であり、

食事への、健康への投資をビジネスパーソン

（【businessperson】ビジネスマンビジネスウーマンに代えて用いられる、性差のない語。 実業家。 経営者。）が

着実に成し遂げていく手引書だということです。

人生１００年時代を迎えたという歴史上、初めての長寿社会の到来。

そして新型コロナという１００年に一度といわれるパンデミックで世界は

一瞬にしてガラッと変わってしまい、

そこに地球温暖化による自然災害が押し寄せて来る予測不可能な自然の驚異。

こうした予測不可能な時代の中で

唯一、そこを生き抜くためには健康への投資を怠ったら沈没してしまうか、

漂流した人生を送らざるを得ない惨めな人生が待っていることです。

多くの人はそのような予測不可能な時代に

お金、保険、投資など財産形成こそサバイバルの武器だと考えています。

しかし、いくらそのような武器で完全武装しても病気になり、

また病死で成し遂げる寸前で倒れたら、すべては元の木阿弥と化します。

もちろんそのために生命保険などリスクマネジメントがありますが、

それだけで備えるのは大きな片手落ちと言わざるをえません。

私も約20年間、生命保険、損害保険の代理店を営んでいましたが、

常にその問題を意識していましたが、

その方法について誰も教えてくれる人はいませんでした。

特に断食という最高の健康への投資であり、核爆弾に匹敵する武器を知りませんでした。

43歳の時に韓国で断食に初めて出会って、

体験したときにもちろん韓国のキリスト教が急成長した最大の理由が

断食祈祷であったことを知ったことで私の人生は大変革をしていきましたが、

同時に私が次のビジネスとして準備をしていた

ファイナンシャルプランニングの中核は健康への投資だったのです。

そのための健康投資（ヘルスインベストメント）と

健康危機管理（ヘルスリスクマネジメント）は同時進行しなければ、

ビジネスパーソンとして成功することはできません。

満尾正医師の「食べる投資」でも最後にファスティングが出てきています。

これは私が４３歳の時にはそのような手引書は一冊もありませんでした。

この30年間では「現代人のための健康リスクマネジメント」（藤木医師）

ぐらいしか出会っていません。

「食べる投資」でも単なる糖質ダイエットの手引書かと思っていましたが、

この書物の第４章が「食べない投資」であったことで、

このブログで取り上げようと思ったのです。

私たちは食べ方の学び、リスクマネジメントはしていますが、

実は最も必要なのは、食べないという投資の方が大事なのです。

そのような意味では、まさにハイパフォーマンスで仕事を

どんどん成し遂げていくビジネスパーソンのためには必読の書です。

しかし、もっとファスティングや正しい日本人としての食については

問題もありますので、私なりに追補して解説しながら書き進めていきたいと思います。