40日ファスティング経験者の本音!

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ユダヤから学ぶ引き算健康法  19 ノーマン・カズンズの笑いと治癒力 02

ユダヤのジョークは世界一といわれています。

そのジョークとは、権力や権威を笑いのめして、

それに対抗する手段としてユダヤ人の中で大きく発展していきました。

ですから大半が権力風刺となっています。

ユダヤジョーク集を読むとまず聖書とジョークの出た時代背景がありますので、

その出所をきちんと知る必要があります。

そしてジョークを発するにも聞くにも

頭の回転と理解の速さという三拍子が求められます。

アメリカの医師にはユダヤ人が多く、

ジョークを医師として医療の中に生かしているということです。

その医学教育はすばらしく患者の不安をいかに取り除くか。

それをすれば回復が早いと分かっているからです。

笑いに導くジョークは自然治癒力と免疫力を高めます。

これは昨日、紹介しましたノーマン・カズンスの

「笑いの治癒力」に詳しく書かれています。

戦後、来日したノーマン・カズンスは、

広島、長崎の原爆投下による惨状に心を痛めた。

そして、原爆で親をなくした原爆孤児たち400人の里親を見つけ、

世話をしたりしています。

また、原爆によって顔などを負傷した25人の日本人女性をアメリカに招き、

整形外科手術を受けさせている。

しかし、カズンズはその後、重症の膠原病(こうげんびょう)に倒れてしまったのです。

回復の可能性は500分の1という難病でしたが

昨日、紹介したように笑い漬けの生活で500分の1の奇跡が起こったのです。

大笑いは内臓を動かし、呼吸作用を盛んにします。

病気を笑い飛ばそうという前向きの姿勢が自己治癒力を後押し、

難病を吹き飛ばしたのです。

彼10歳のときに結核にかかり、療養所生活を送っています。

当時、結核は死病と考えられていたが、少年であった彼は、

療養所では患者たちが

オプティミスト」と「リアリスト」に分けられることに気がついたのです。

オプティミスト」たちはグループでいっしょに遊び、笑いあったのです。

「リアリスト」たちはグループ活動を嫌い、

孤独で味気ない生活をしているように見えたのです。

結核が治って退院していくのは「オプティミスト」たちのほうだったのです。

そこで彼も退院するために、

遊び仲間の一員として「オプティミスト」の患者の仲間になり、

結核を克服したのです。

そういった経験から、人間には病気と闘う潜在的な力があり、

肯定的な感情がその力を引きだし、

治療効果を生むという信念をもったと述べています。

いずれにせよユダヤ人の笑いは強烈なジョークの連発です。

この笑いでホロコーストなど多くの艱難を通過できたのです。

では面白いユダヤ人ジョークを一つ

 

「街角にアメリカ人、ロシア人、中国人、イスラエル人が立っていた。

ひとりの記者がやってきて、この4人に聞いた。

『すみません、肉の不足についてご意見を』」

アメリカ人「不足って何?」

ロシア人「肉って何?」

中国人「意見って何?」と答えた。

イスラエル人の答えは「すみませんって何?」だった。