40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

サムライ・ファスティングに生きるとは 「代表的日本人」に書かれた武士道精神22 上杉鷹山 07 全国の模範となった興譲館

鷹山の産業革命は神の前に低くして出たことにありました。

藩主(今日でいえば社長)は、藩主ではあっても鷹山は役割だと考えました。

そして藩主から比べれば最も身分の低い農民であっても

神聖な役割があるのだということを見事に実践していきます。

農民の耕す土地を神聖なものとして藩主も役人もこよなく愛していくことなのです。

そして鷹山のこのような産業改革の礎を固める行動を内村は、このように書いています。

 

・・・鷹山の産業改革のうちで最も素晴らしいのはこの点である。

彼は家臣を徳の高い人間にすることを目指した。

快楽主義的な幸福は、彼の理念に反していた。

富を得るのは、それによって「礼節を知る人」になるためである。

「衣食足りて礼節を知る」と古の賢者も言っている。

鷹山は当時の慣習にまったくこだわらず、天から託された民を、

「人の道」へ導こうとした。

それは大名も土を耕す者も同じように従わなければならない道だった。

藩主となって数年後、他の改革が順調に進みだすと鷹山は、

長らく閉鎖されていた藩校を再興し、興譲館と名づけた。

「謙譲の道を繁昌させる所」という意味で、

鷹山が重んじていた徳を的確に表現している。

館長に鷹山の最大の師であった細井平洲を招き、

そのうえに貧しくても才能のある者は高等教育を受けれるように

学費を免除する学生も多かった。

創立以来、100年近くの間、米沢の興譲館は、全国の模範であった。・・・

 

 

今、米沢には興譲教会というキリスト教会がありますが、

この鷹山の意思を継ぐという意味で名づけられた教会です。

しかし、様々な伝え聞く情報では、この教会の田中牧師の暴走で

鷹山の精神はまったく生きておらず、本当に悲しいことです。

むしろ田中牧師のしていることは

鷹山につばをかけるような不遜な行為であり、残念でなりません。

キリスト教会の牧師ならば、

先回書きましたように断食して塵灰をかぶって神の前に出る事以外には

この教会の再出発はありません。

私はこの教会をかなり以前から敬意をもって見ていました。

教会員は牧師を中心によくまとまり、

牧師の活躍は全国にまで及び全国にカウンセラーの教室や集会が形成され、

田中牧師のメッセージの本やCDは飛ぶように販売されていました。

私の知っている極めて優秀な人材も

この教会のスタッフや各地の集会の責任を担っていました。

しかし、事実は全く異なり、とんでもな不正と淫行がなされている実態だったのです。

これでは鷹山に泥を塗っているようなもので悲しいことです。

同じく「代表的日本人」に登場する中江藤樹

藤樹をもらった「藤樹の宿」はこのような過ちは断じてしたくありません。